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フランス人の知恵! おうちでつくれる簡単アロマ風邪予防スプレー

記事に関するキーワード:健康管理 ライフスタイル フランス 1月

アロマの生活が身近なヨーロッパでは、精油を上手に活用して体調を整える人が多いとか。年末の疲れが溜まっているこの時期だからこそ、風邪予防はしっかりしたいですよね。フランス式アロマテラピーの第一人者である日下部知世子氏に師事し、自身もアロマであらゆる体調管理をおこなっている西園寺リリカさんに 「上手につかうアロマ法」を教えてもらいました。

“こんなに身近!” ヨーロッパでのアロマの使い方

ヨーロッパにおける現代アロマテラピーは、大きく分けてフランス式とその流れを受けたイギリス式があり、捉え方や使い方がちょっと違います。

フランス式は精油に含まれる成分の効果効能に注目し、病気の治療や予防、不調の改善を目的として使用されることが多いです(ドイツやベルギーも)。というのも、第二次大戦中、負傷兵の火傷などの治療に精油を使ったことから、フランスでは現在もアロマは医療として認められています。アロマの専門医が精油を飲み薬や塗り薬として処方することもあるんですよ。そのため、アロマセラピストと名乗れるのは、医師か薬剤師のみ。日本における漢方のような位置づけといえばわかりやすいでしょうか?

また、フランスには医師や薬剤師が個々に合う薬用ハーブや精油を処方してくれる「エルボリストリー」という薬草薬局(日本でいう漢方薬局のようなところ)があり、風邪や偏頭痛、不眠など、ちょっとした不調があるときの手助けとしてパリの人たちにも気軽に利用されているそうです。

一方、イギリス式はリラクゼーションやビューティケアが主な目的となっていて、日本の一般的なアロマはこのイギリス式がベースです。精油を植物油で希釈してフェイシャル&ボディマッサージをしたり、お風呂に精油を入れて香りを楽しみます。イギリスではアロマは医療ではありませんが、アロマの専門家がいるドラッグストアなども多く、現地にいる知人も体調などの相談をして精油を買っています。

ヨーロッパの人は調子が悪いからといってすぐ薬を飲む人は少ないと聞きます。街のドラッグストアやスーパーマーケットにも精油がたくさん置いてあって、「家庭の薬箱」代わりに、アロマを美容と健康のために取り入れているようですね。

ヘルシー志向のフランス人のアロマ活用術

フランス人はデトックス好きで、季節によって定期的にあるいは風邪をひいたあとなどにハーブや精油を飲んだりする習慣があります。また、傷や火傷にラベンダーをつけたり、皮膚トラブルにローマンカモミールをつけたり、お腹の調子が悪いときにペパーミントやレモンの精油をお水に1滴入れて飲んだり。このほか、サラダや料理に加えたり、お菓子作りのときにバニラやレモンの精油を入れたりして、スパイスやフレーバーエッセンスのようにして楽しむ人も。日本の法律では精油は飲用できませんが、フランスでは精油を飲んだり原液で使ったりすることがよくあるようです。

ちなみに精油の主な使い方は3つあります。(飲む以外)

●1 肌に塗る
植物油に精油をブレンドしたもので全身or部分をトリートメント。

●2 鼻や口から香りを吸い込む
アルコールと水で精油を薄めたスプレーをつくる、ディフューザーなどで香りを焚く、カップのお湯に精油を入れて吸入するなど。

●3 芳香浴
アロマバス、フットバスなどバスタイムに香りを取り入れてリラックス効果を高める方法です。

おうちでつくろう! アロマで風邪予防

ここで、風邪予防に効果的なアロマの種類と使用方法をお教えします。
ウイルスを寄せつけない予防策(マスクをする際におすすめのアロマ)の代表的なアロマは2つ。

●ラベンダー
ラベンダーはまさに「万能薬」。私も使わない日はないくらい使用頻度が高い精油です。抗菌作用、消炎作用、鎮静効果に優れているといわれ、スキンケアからヘルスケアに幅広く使えるので、「初心者が精油を買うならまずコレを!」とおすすめしています。ラベンダーの抗菌力は精油の中でもトップクラス。マスクにラベンダーの原液をちょんちょんとつけておくだけで風邪やウイルスの予防に役立ちます。

●ペパーミント
ラベンダーに次いで幅広いケアに使える精油です。細菌やウイルスを抑える作用が高く、アレルギーの緩和にも役立つので、花粉症対策にも効果的ですよ。メントールのすうっとする香りが鼻通りをよくしてくれるし、ぼーっとした頭もすっきりリフレッシュします。ラベンダー同様、頭痛が起きたときなどにもぴったりの精油です。

風邪予防スプレー(30ml)をつくる場合のレシピはこちら。

【材料】
ラベンダー(4滴)
ペパーミント(2滴)
無水エタノール5ml
精製水25ml

※妊婦、乳幼児、病気療養中の方は避けたほうがよい精油もあるので、医師や専門家に相談を。合わない場合は使用を中止し、医師の診察を受けてください。

作り方
(1)精油をガラスのビーカーなどに入れる
(2)無水エタノール5mlを入れてよく混ぜる
(3)精製水を入れてスプレー容器に移す。
使用する時によく振って使いましょう。

マスクやハンカチにスプレーして香りを吸い込んだり、手のひらにスプレーして消毒代わりに。家の中に菌を持ち込まないように玄関先で足元に、オフィスや部屋など自分がいるまわりの空間にもシュッとひと吹き。私は電車やタクシーに乗る前と降りたあとに必ずスプレーしています。毎日、何度も使うことがポイント。私自身、1年半くらい風邪らしい風邪をひかなくなりました。

もし、風邪をひいてしまったときのアロマ対応は?

風邪を引いてしまったときのアロマを使った即効ケアもご紹介します。

●頭痛・関節の痛み
ラベンダーとペパーミント(どちらかでもいい)計10滴とキャリアオイル(※天然の植物油のこと。マカデミアナッツオイル、ホホバオイル、アプリコットオイルなど)10mlを混ぜたものをこめかみや関節の痛いところに塗る。(目の近くは避けてください)

●鼻づまり
ラベンダーorペパーミント

●のどの痛み
ラベンダー

●咳止め
ペパーミントもしくはサイプレス

これらの症状のときは、それぞれの精油をカップのお湯に2〜3滴落として1〜2分、香りの蒸気を気になるところ(鼻や口)から吸い込むと効果的です。

アロマを上手に使って心も体もヘルシーな毎日を過ごしたいですよね。皆さんも是非、活用してみてください。

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取材協力 西園寺リリカ(さいおんじりりか) 美容エディター&ライター

女性誌、男性誌でビューティ、健康、医療、著名人のインタビュー記事やタイアップ記事などを手掛ける。フランス式アロマテラピーの第一人者である日下部知世子氏に師事。著書『喘息、肌トラブル、胃腸炎、更年期……すべてアロマで解決しました!』(講談社)を出版。アロマを使ったスキンケアや体調管理のアドバイスなどをおこなうワークショップやイベントも始動。2016年1月に新刊を発売予定。

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