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簡単エクササイズ

これで小顔に! “口こりマッサージ”で笑顔の似合う美人に!

小顔ケアと聞くと、顔周りのマッサージをついつい想像しがち。だけれど、「実は口周りをしっかりケアすることで美しいフェイスラインや顔立ちへと導くことができるのです」と教えてくださったのは、モデルやアーティストなどもお忍びで通う青山高橋矯正歯科の高橋康代先生。

「美しい顔立ちは左右対称であること。けれども、歯並びや毎日の噛みグセでほとんどの人が左右非対称な状態です。歯の矯正は、歯並びや噛み合わせを整えることで口周りの機能を整えつつ、左右対称の顔立ちへと整えていくものですが、毎日の意識を変えることで、口元はもちろん、顔まわりの緊張をほぐし、やわらかく笑顔の似合う顔立ちに変えていくことも可能なんです」とうれしいお言葉!

そこで今回は、左右対称の美しい顔立ちを手に入れるのに有効な、口周りのコリをオフする方法をご紹介します。

笑顔が素敵な顔は、食いしばりのない状態

固まった筋肉を緩めるには笑顔が大事という高橋先生。「筋肉が緩んでいることで、笑顔も自然とうまれます。まずは常に「いーっ」と意識してわらうようにしましょう。これだけでもかなり口元に刺激を感じるはずです。」
笑顔がスムーズにつくれる顔は、筋肉に柔軟性があるという証。逆に笑顔がぎこちなくなってしまう場合は、顔や口周りの筋肉が凝り固まっている可能性があるとか。

「食いしばりなど無意識のうちに口周りに強い力を入れてしまっていると、筋肉はずっと緊張している状態です。すると、顔や口周りが凝り固まって、笑顔が不自然になってしまったり、口角が下がりがちに。口元や顔のゆがみはもちろん、歯の劣化を招く原因にもなってしまうので気をつけたいですね」

けれども、現代人はストレスなどの影響で気づかないうちに口元に力を入れてしまっている人が多いという側面も…。そんな知らず知らずのうちに凝りかたまってしまった口周りには、エクササイズが効果的。気づいた時に手軽にできる口元エクサで、柔らかな美人顔を手に入れましょう。

美しい笑顔を作るための口腔マッサージ

親指を口の中に入れ、上の歯ぐきの付け根を指の腹でグッと押し込んでマッサージする。胸骨をほぐすように、頬に張り付いた筋肉をほぐすように痛気持ちいいくらいの強さでプッシュ。指を直接口の中に入れることに抵抗がある人は、使い捨てのゴム手袋などを装着してもOK。湯船につかって体が温まっている時にやると効果的。

自然な上昇口角を育む舌体操

口の中で歯と唇の間に舌を入れてぐるっと時計回りに10回ほど。その後、反時計回りに10回ほど舌を動かすだけ。舌を動かすことで口の中をほぐしつつ、鍛えることが可能に。舌を動かすことで唾液の分泌も活発になり、口腔内の抗酸化(アンチエイジング)につながります。

こわばった筋肉をほぐすフェイスラインつまみ

親指と人差し指の指先で、フェイスラインの皮膚を顎先から耳までつまんでいく。こわばった筋膜を緩める効果が。「顔表面の皮膚はきつくつまむとシワになってしまう可能性も。軽く指先でつまむようにするのが効果的です」(高橋先生)

顔周りの筋肉のこわばりは、ストレスなどによる日々の蓄積がほとんどの要因と教えてくれた高橋先生。「まずは、日頃から口角をあげて笑顔でいることを心がけてみましょう。口角が上がることでフェイスラインの筋肉は緩んでいきます。また、無理してでも笑顔でいることは、脳に楽しいイメージを焼きつける効果があるので、無意識の食いしばりなどが和らいでいくきっかけにもなります。くわえて、普段から上と下の歯は接触しないように意識することも大切。そんな風に毎日の少しの心がけで、表情は随分と和らいでいくと思いますよ」

素敵な笑顔は美人を生む…新しい季節の始まりだからこそ、笑顔を意識して、美人な印象作りをスタートしてみませんか?

ピックアップアイテム
顔のマッサージに、多めに塗って
取材協力 高橋康代 歯科医

日本矯正歯科学会 認定医 。青山高橋矯正歯科院長。
2004年東京・青山にて開院。対処療法ではなく、根本を治すことをモットーにひとりひとりに合った歯列矯正治療を実施。モデルやタレントのほか、美容の専門家などもプライベートで通うなど、その治療に対する姿勢には多くの信頼が集まっている。
http://www.aoyama-kyousei.com/