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フランス便り

食にファッションも…パリのトレンドは“エコナチュラル”!

Bon jour!
皆様、お元気ですか?バカンスシーズンで皆、海外に出かけるため、パリは例年のように静かな街になりました。
この所、モロッコ、シシリー島、コルシカ島と夏休みに行くような所にすでに撮影で行ってきてしまったので、今月は少しゆっくりしようと思っております。落ち着いてまわりを見まわすと、大都会の東京とパリ。本当に違うなあ…としみじみと感じる事があります。

それは、自然で安全な品々に囲まれて生活できるかどうかです。パリでは、それが手軽にできます。東京に帰るとまず困るのが、自然食品屋さんがあまりにも少ないこと。パリには、各地下鉄の駅を出れば、そのまわりには必ずと言っていいほど自然食品店があるのです。

ナチュラリア、ビオコープ、ビオセボンなどのチェーン店、大型スーパーの自然食自社ブランド、個人経営の自然食品店…どこのマーケットにもオーガニックの野菜屋さんを何軒かは見かけます。すべてのお店がオーガニックというマーケットもあるくらい、パリでは一般的になりました。パリには、区が貸してくれる土地で畑をしている人たちもいます。私もプチ窓際農園をしています。もちろんビオの種とビオの土。毎日の収穫がとても楽しみです。

この街に長年暮らしていても、私は和食党です。そのためお醤油、お味噌、お豆腐などが必要ですが、すべてパリのビオショップでまかなうことができます。先日、日本からいらした食通の方にこちらのビオ豆腐をお出ししたところ、「昔の日本の美味しいお豆腐だ!」と大変喜ばれました。

日本で珍しくなった日本食品を外国で食べることができる?…なんだか変な状態ですね。パリのビオ豆腐は、無農薬の大豆に本にがりだけの昔ながらの製法です。そのため、今のスーパーで売られている化学調味料などが入った日本の豆腐とは、味が異なるのでしょう。ユネスコの無形文化遺産に<和食>が登録されましたが、ご本家の日本食が本来の味を失いつつある…少し寂しいですね。

昨今、世界的に肌のアレルギーが増えているようです。大気汚染やストレスが原因だと言われていますが、どうやら化学繊維も要因のようです。私も、化繊のものを着ますと、カユカユになってしまいます。パリにいますと、天然繊維だけで生活できます。オーガニックコットンや、麻、染料も自然の色素。特に麻は、古代から肌の弱い方がたにおすすめと言われる素材です。

パリジェンヌは、食べ物だけでなく、身に付けるもの家に置いておく物も、体にいいものをセレクトしています。ファッションの世界にもオーガニック繊維が、進出しています。H&Mは世界で一番、オーガニックコットンを使用しているそうです。

パリで 気軽に天然素材のものを見つけられるお店をご紹介します。

EKYOG Francs Bourgeois
23 Rue des Francs Bourgeois · +33 1 42 78 22 60
ワンピースをはじめ、トレンチコートまでオーガニックコットンを使用しています。ちょっとした小物も可愛い。

MAISON SARAH LAVOINE
6 Place des VICTOIRES +33 1 40 13 75 75
インテリアデザイナーのサラさんのコンセプトストアー。衣食住すべてが、自然の材質の商品。家具、ビオコットン下着。麻のクッション、寝具、キッチンクロス。
カフェでは、グルテンフリーのお菓子や、ビオのハーブティーやスナックが、購入できます。

COULOEUR CHANVRE
13 Rue Ferdinand Duval, 75004 Paris, +33 1 42 74 43 34
麻とは異なる野生の大麻の繊維のお店。柔らかさにびっくりする繊維。染料は、すべて天然色素。日本では、馴染みのない繊維ですが、なんと神社のしめ縄の素材に使われているらしいです。

フランスと日本との違い、いかがでしたか?国に関わらず、消費者が安全で良質なものを見極めて買う…そうした力が今こそ必要なのかもしれません。

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取材協力 YOLLIKO SAITO 写真家

日本大学芸術学部写真学科卒業。広告制作会社勤務後フリーになる。現在、パリを基点としてヨーロッパ、アフリカなどで活躍。日本の女性誌、書籍、広告の他にアート作品の写真展をパリ、ベルリン、銀座で定期的に開催。ビオ、自然食、自然治療にも関心が強く、自他ともに認める「健康マニア」。自宅で栽培しているオーガニックハーブを使った料理をもてなしたり、ナチュラル・オーガニックコスメなどの美容情報にも精通。

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