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フランス便り

フランス人の朝は何から始まる?パリジェンヌたちの朝ごはん

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Bon jour!
みなさま、お元気ですか?
寒い季節でも日本なら、朝起きると窓を開けてお日様におはよー。さあ、朝日の中で朝ごはん!となりますよね。パリにいるとそれがとっても羨ましく思います。
パリでは冬の朝、起きて真っ先にするのは電気をつけること。これ、みんなが会社や学校に行く、朝の7時とか8時のお話です。4時や5時といった早朝ではありませんよ。パリでは冬は、朝ごはんと照明がセットなのです。みなさん、想像できますか? そんな風に、冬眠したくなるようなパリの冬の朝に、元気をくれるのが朝ごはんなのです。

パリ人たちが普段、何を食べているかご存知ですか?
クロワッサンにカフェオレ。とおっしゃる方が多いのではないでしょうか?
はい、正解です。けれどもみなさんが想像するほど優雅ではないかもしれません。パリ人たちの朝ごはんは、日本人の私たちからすると驚くほど簡単。そして質素です。

先日、フランス人の友人が、東京に出張に行き、びっくりしたことを話してくれました。「テレビコマーシャルで朝食スープの画像を見たよ。朝からスープ!? 絶対にありえない!」と。朝食はフランス語では、petit dejeune(プティデジョネ)。小さな昼食の意味です。パリの家庭では、朝からサラダやスープ、卵料理はありえないのです。

では、何を食べているのでしょうね。
周りのフランス人達に聞いてみたら、クラシック好みの方達は、カフェオレにパン。パンには、バター、ジャム、蜂蜜や、子供達が大好きなヌテラ(へーゼルナッツの甘いペースト)をつけます。パンは日持ちのするパンドカンパーニュかビスコット、または夕食で残ったバゲットを半分に切って軽くトーストしたもの。あとはフレッシュジュースというのが定番だそう。

30歳くらいまでの若い世代や子供達は、アメリカンな朝食が圧倒的。朝はシリアルという人が多いようです。特にオーガニックのシリアルが売れていて、ミルクか豆乳、アーモンドミルクをかけています。
みなさんが想像するクロワッサンやパンオショコラなどの朝ごはんは、時間のある週末に登場します。

カフェでゆっくり朝ごはんをしたり、奥様が寝ている間にご主人が、新聞と焼きたてのクロワッサンを買ってきて、朝ごはんをセットしてベッドまで持ってきてくれる…。こんなカップルのお話をよく耳にします。パリでは、どこの家も共稼ぎですので、女性たちが疲れていることを男性は知っているのです。週末、夫のこんないたわりのサービスがあれば、女性だってパートナーにもっと優しくできますよね! どうか日本の男性達の目に、この記事がとまりますように!

フランス人にとってパンは、日本人のお米。とてもとても大切です。家の近くの自分の好みのパン屋さんで毎日買います。夕方、男性が、夕食用のバゲットを買って帰路に向かう姿も良く見かけます。家に帰る途中、お腹が空いて我慢できないのか、今買ったバゲットの端っこをムシャムシャ食べている人の姿もしょっちゅう。昔は朝もパンを買いに行く人が多かったそうですが、今は、その時間があったら少しでも寝たいとか…。どこの大都市も同じですね。

そんな風にパリ生活に欠かせないパンですが、毎年パリでは、バゲットコンクールがあります。この頃は、クロワッサン大賞もできました。コンクールのあとは、パン屋さんの店頭は、1位でした2位でしたと、誇らしげな報告であふれています。

パリのパンに慣れてしまうと、日本のパンにがっかりすることがあります。バゲットやカンパーニュが、ふわふわすぎで甘い! ごはんになりません。お砂糖が入っていないバゲットやカンパーニュは、小麦粉本来の美味しさが味わえます。最近では、パリのパン屋さんに研修やワーキングホリデーで働きに来ている日本の若者を多く見かけます。その方たちが、日本に戻り、お砂糖なしの本格的な美味しいパンを作ってくれることを望みます。
そして、日本の男性が、パンを気軽に買って帰ってきてくれる事も!

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肌にも目覚めのシャワーを
取材協力 YOLLIKO SAITO 写真家

日本大学芸術学部写真学科卒業。広告制作会社勤務後フリーになる。現在、パリを基点としてヨーロッパ、アフリカなどで活躍。日本の女性誌、書籍、広告の他にアート作品の写真展をパリ、ベルリン、銀座で定期的に開催。ビオ、自然食、自然治療にも関心が強く、自他ともに認める「健康マニア」。自宅で栽培しているオーガニックハーブを使った料理をもてなしたり、ナチュラル・オーガニックコスメなどの美容情報にも精通。

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