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お部屋が一瞬でパリのカフェに変身! おしゃれフレンチジャズ 5選

暖かいお部屋でのんびり過ごすのが幸せな季節。もこもこのルームウェアやアロマの優しい香りなどと一緒に、リラックスアイテムとして活躍するのが、音楽。特に「フレンチジャズ」なら、お部屋のムードを一気におしゃれな雰囲気に変えてくれるから、気分も女子力もUP! ホームパーティなど人を呼んだ時にも、場の雰囲気を素敵に演出してくれるので、覚えておくと何かと使えるんです。

とはいえ、ジャズは好きな人じゃないと、どんなものかイマイチわかりにくいもの。そこで今回は、フレンチジャズに詳しいテナーサックス奏者・大須賀進さんに、フレンチジャズの魅力について教えていただきました!

そもそもフレンチジャズってなに? どうしておしゃれに感じるの?

クラシックやシャンソン、ジプシー音楽など、フランス独特の伝統音楽の香りがスパイスとして効いているのが、フレンチジャズの大きな特徴です。ジャズがヨーロッパに伝わった1920年代は、パリが世界の文化やモードの発信地。ジャズを生んだアメリカ自体も、パリに憧れていた時代です。そのため、伝統音楽とのフュージョンとして発信されたフレンチジャズは、おしゃれなものという受けとられ方をして、その流れが今も続いているのでしょう。また、フランス語の持つアンニュイな雰囲気も、お洒落に感じる大きな要素のひとつ。フランス語のジャズヴォーカルは、おしゃれなエッセンスに欠かせないものです。

おでかけ前に、リラックスタイムに、ディナータイムに・・・シーン別・おしゃれフレンチジャズ5選

初心者でも「コレをおさえておけばOK!」というおすすめアーティスト&曲を大須賀進さんが厳選! シーン別に5つご紹介します。

●夜のリラックスタイムに バルネ・ウィランの「男と女」フレンチ・ムーヴィー・ストーリーより

このアルバムは、フランス映画の主題曲をバルネが料理した名盤です。この曲「男と女」は、ダバダバダというスキャットで有名なフランシス・レイの名曲。最近では、ホンダの軽自動車「N-ONE」のCMで話題になり、一度は聴いたことがあるはず。ここでのバルネのジャズヴァージョンは、原曲の持つ甘さを廃した、ビターな感覚がオシャレです。エスプリを感じさせるテナーサックスの柔らかな音色で、焦らず慌てず、大人の魅力いっぱいに恋のメロディを紡ぎます。夜のリラックスタイムやおうちデートのBGMに最適です。

●お友達を呼んだら ザ・ダブル・シックス・オブ・パリの「アーリー・オータム」レ・ダブル・シックスより

ザ・ダブル・シックス・オブ・パリは、6人からなるヴォーカルグループ。「アーリー・オータム」は、テナーサックス奏者スタン・ゲッツの出世作として有名な一曲です。このグループの歌は“ヴォーカリーズ”という歌唱技法の一つで、楽器奏者のアドリブに歌詞をつけて歌うという超絶技巧を駆使したもの。そのテクニックやセンスはもちろんのこと、フランス語の歌詞もとってもおしゃれ! 不思議な感覚のコーラスを味わえるので、ずっと流していても飽きがこないのも魅力です。気取りすぎていないので、お友達を呼んだ時にちょっとかけても会話の邪魔にならず、お部屋の雰囲気がぐっと明るくなりますよ。

●赤ワインのおともに! カイル・イーストウッドの「ムーン・オーヴァー・クロノー」ソングス・フロム・ジ・シャトーより

カイル・イーストウッドは、ハリウッドの有名な俳優で監督の、クリント・イーストウッドの息子です。フランスに移り住み、現地のミュージシャンと交流を重ね、ジャズや映画音楽で活躍。父親譲りの男臭い彫りの深い顔と、高い音楽性を持つ人気ベーシストです。そんな彼のジャズでの代表作が「ムーン・オーヴァー・クロノー」。悠久の時間の流れを思わせる、ミステリアスな演奏が印象的な一曲です。クロノーとは、フランスのボルドーにあるワインシャトー「シャトー・クロノー」のこと。このCDは、そのシャトー・クロノーで録音されたことが、その名の由来です。有機栽培で世界的にも評価の高いシャトー・クロノーは、芳醇な中にもしっかりとした味わいを感じさせる絶品! ぜひ、ディナータイムにシャトー・クロノーをいただきながら曲の世界に浸ってみてください。

●1日のはじまりに ブリジット・フォンテーヌ「ラジオのように」ラジオのようにより

前衛シャンソンと前衛ジャズの融合が素敵な「ラジオのように」。シャンソン界の異端児であるブリジット・フォンテーヌと、シカゴの前衛ジャズ軍団「アート・アンサンブル・オブ・シカゴ」の個性がぶつかりあい、はじきあい、そしてひとつになる、上質な音空間を演出した名曲です。可愛らしく表情豊かなヴォーカルと楽しいパーカッションは、芸術性が高いのに聴きやすいので、ジャズビギナーさんにも◎。朝のお出かけまえにかければ、1日を元気よく過ごせそうです。

●クレモンティーヌ「ライン・フォー・ライオンズ」コンティノン・ブルーより

サントリーやマクドナルドなど、数々のCMに引っ張りだこで、日本のアニメソングなど、ポップスの世界でおなじみのクレモンティーヌですが、デビュー当時はジャズシンガーだったこと、ご存知でしたか? モダン・テナーサックス界の重鎮ジョニー・グリフィンが、彼女のパリジェンヌらしい感性に惚れ込み、後押ししたことがきっかけと言われています。この曲は、そんなグリフィンが共演し、クレモンティーヌの可憐さを最高に際立たせた名曲。パリのカフェにトリップしたようなおしゃれなムードや可愛らしい歌声は、休日のお昼間、お茶やお菓子をいただきながら、のんびりまったり過ごしたい時にいかがでしょう。

お気に入りのアーティストの曲を流したりラジオを聞いたりするのもいいですが、お部屋の空間ごとおしゃれに変えてくれるのは、フレンチジャズならでは! 自分と向き合う大切な時間のために、来客時のちょっと気の利いたおもてなしに、ぜひトライしてみてくださいね。

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ジャズを聴きながらゆっくりスキンケア
取材協力 大須賀進 All About「ジャズ」ガイド

株式会社アップウェブ プロデューサー、ジャズネットマガジン編集長、All About「ジャズ」ガイド、シティリビングジャズ講師。テナーサックス奏者としてライブハウスで活躍した経験と、ジャズ収集家としての視点と知識を活かし、ジャズの魅力をわかりやすく伝える。ジャズに関する記事を多数執筆。

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