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肌スケジュール

○○を愛でるとストレス緩和!?ストレスと上手に付き合い、美肌をキープする方法

“肌は心の鏡”といわれるように、そのときの環境や気分によって肌状態は大きく変わるもの。ストレスによって肌の状態が悪くなることはいろいろなところで言われ続けていますが、ストレスと上手に付き合い、女性ホルモンを活発化させて美肌をキープする方法をアンチエイジングガイドの宇山恵子さんに聞いてみました。

ストレスのメカニズムを知っておこう

Q.「ストレスと肌の関係性」は本当にあるのですか?
私たち人間は常にいろいろなストレスにさらされているため、ストレスと肌の因果関係を科学的に立証するのは非常に難しいとされています。ストレス社会ともいえる現代の生活の中では、いかにストレスのない、心地良い生活を送るかがカギとなりますね。

Q.「ストレス」とは一体、何?
たとえば皆さんが、「退屈で長い会議」に出ているとします。その時あなたの頭の中は、「この場から逃げて新鮮な空気を吸いたい!」という逃走的な欲求、または「時間のムダなのでもう会議はやめましょう!」と大声で叫びたいという闘争的な欲求でいっぱいになっているはず(笑)。これがストレスです。

ストレスを感じ始めると、脳から「逃走・闘争の準備をせよ!」という指令が出て、それが電気信号となって神経を刺激して、全身の筋肉や臓器を動かそうとするのです。闘争や逃走の準備ですから、ケンカしたり、走って逃げる準備です。当然、心臓の動きが早くなり、血圧が上がり、頭に血がのぼってカーッとしますね。

医学的に言うと、自律神経という自分の意思ではコントロールできない神経のうち、交感神経という興奮状態にするための神経が活発に働き出します。心臓バクバク、血管ズキンズキン、息はハアハア…という状態は、体にとってうれしい状態ではありません。ストレスを受けてこんな状態がずっと続いていると、髪はパサつき、肌のハリもなくなり、見た目印象にも影響が出てきます。

ストレスと上手に付き合う方法とは…

Q.ストレスをなくす方法はあるのですか?
ストレスはうまくコントロールして付き合えば、怖いものではありません。私自身もストレスにさらされることは多々あります。でも、ストレスの対処法を知っているので大丈夫。

さきほどお話した、退屈な会議のときにストレスを感じたら、ふわふわのハンカチや、携帯ストラップのマスコットなどを触ってみてください。人は柔らかいものに触れると、ストレスが緩和されるものです。もしやわらかいものが手元になければ、肌の表面を生まれたての赤ちゃんお肌を触るように、ゆっくりと擦ってみましょう。決して強く叩いたり、つねったりしないように。

そっと手帳に隠しておいたペットの写真や大好きな誰かさんの写真を見るだけでもストレスが和らぎますよ。トイレに行って一時的にその場を離れて深呼吸するのも良いでしょう。自律神経のうちの副交感神経の働きを高めて、気持ちを落ち着つかせることが大事なんです。

仕事は誰にとってもストレスです。だからデスクまわりに花を飾るのも、ストレスを和らげる効果的な方法です。私の場合は、イチゴ、ブルーベリー、オレンジ、リンゴ、レモン、バナナなど、フルーツを飾ります。フルーツはいい香りがしますし、食べると甘くておいしいですし、低カロリー。見た目もカラフルで何だかウキウキしますね。また、この時期は桜の見頃。気分転換も兼ねて桜を愛でるのも素敵です。

香りでアンチエイジング?

香りもストレス解消に役立つツールです。実は、自分が心地良いと感じるにおいを嗅ぐと、顔が穏やかでより魅力的な表情になることが科学的に証明されています。その研究とは、アメリカのモネル化学感覚センターが行ったもので、バラの香りや魚の油の香りなどを嗅いだ後の表情を写真に撮り、第三者に見てもらうというもの。結果、魚油などの不快な香りを嗅いだ後の表情は、最も老けた印象に受け取られ、魅力度も半減。一方でバラの香りを嗅いだ後は、最も若々しく見られ好印象だったそう。香りには即効性のアンチエイジング効果があるといえるかもしれませんね。

宇山さんのお話、いかがでしたか?
実は、ストレスを回避する方法は、女性ホルモンを活発にさせる秘訣でもあるのです。規則正しい生活の中に、花を愛でる時間をつくったり、好きな人たちと楽しく過ごす時間を増やしてみてください。そうすれば、肌のキレイ度指数が高まるはず。
ストレスと上手に付き合いながら、毎日を活き活きと過ごしていきたいですね。

参考資料)
「Reducing stress may help lead to clearer skin.」 American Academy of Dermatology, 7 August 2014

取材協力 宇山 恵子(うやま けいこ) All About「アンチエイジング」ガイド

東京医科歯科大学非常勤講師、京都府立医科大学特任教授。医学・医療情報を正確にわかりやすく人々に伝え、患者さんと医師・医療スタッフの良好な関係を育む「医療コミュニケーション」が専門。海外アンチエイジング情報の翻訳、取材も行う。ジャーナリスト、ヨガ・書道講師、料理講師、メノポーズカウンセラー。

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