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やらないなんて非常識!? デリケートゾーンケアのすすめ

記事に関するキーワード:保湿 7月 ボディケア

人に見せるところじゃないし、相談するのも、お悩みがあることを知られるのも恥ずかしい……日本人女性の大半が、デリケートゾーンに対して長らくそんなふうに思ってきました。ところが、ここ数年でその意識が大きく変化。レーザー脱毛の料金が下がってきたことやブラジリアンワックス専門店が増えたこと、そして海外ドラマの影響などで、日本人女性のケア意識もようやく高まり、欧米諸国の女性たちのようにきちんとお手入れする人が増えてきました。

そこで今回は、デリケートゾーンのトラブルの原因や、正しいケア方法について、アヴェニューウィメンズクリニック 福山千代子先生にお伺いしました。

Q. デリケートゾーンのお悩みで多いのは?
やはり、黒ずみやかゆみ、ニオイなどに悩んでいる方が多いですね。こうしたお悩み自体に季節性はないのですが、鼠蹊部(そけいぶ)の黒ずみは水着を着た際に目立ちやすいので、夏に向けてご相談にくる方が増えます。
人目に触れにくい場所ですから、お手入れの必要性を感じない人がまだまだ多いと思いますが、デリケートな場所ということはお手入れが必要な場所。優しいケアで清潔に保ってあげることが大切です。

みんな悩んでる!黒ずみ、かゆみ、ニオイのトラブルシューティング

鼠蹊部の黒ずみ、生理中のかぶれ、おりものによるニオイ……女性なら一度は経験のあるこの3大トラブルの原因と解決策を、福山先生が徹底指南します。

Q. デリケートゾーンが黒ずむのはなぜ? どんなケアが必要?
いわゆるVIOラインの黒ずみは、下着やナプキンによる摩擦やかぶれといった炎症性の色素沈着の可能性もありますが、女性ホルモンによる色素沈着が大きな原因。肌が黒ずんで恥ずかしく思う方もいらっしゃると思いますが、月経のある年代の方は、多少の色素沈着があることが普通です。どうしても気になる場合は、締め付けの強い下着や衣服をつけないようにしたり、顔と同じようにきちんと保湿してターンオーバーを促すケアをするといいでしょう。

Q. かきたいけれどかけない! かゆみが起こる原因とは?
カンジダやトリコモナスなどによる感染症の可能性が高いです。カンジダは白くてポロポロしたカッテージチーズのようなおりものを伴い、トリコモナスは悪臭が強いおりものが特徴です。ムレやすい夏場は特に起こりやすくなり、洗い過ぎによって発病することもあります。また、ナプキンや下着との接触皮膚炎も原因のひとつ。ナプキンやライナーをこまめに替えてつけっぱなしにしないように気をつけるだけでも症状は和らぎます。ガマンすると寝ている間に無意識にかきむしって、傷をつけたり炎症性の色素沈着を作る原因にもなるので、異常を感じたら迷わず受診されることをおすすめします。

Q. 洗ってもなお気になるニオイ。シャットアウトするには?
膣の洗い過ぎが引き起こす細菌性膣炎による悪臭が原因でしょう。膣の中では、膣粘膜のターンオーバーの際に、グリコーゲンという物質を餌にデーデルライン桿菌という常在菌が存在します。これが膣内を強い酸性に保ってくれるため、性交渉などの際に入ってきた細菌や自分の消化管の常在菌である大腸菌、腸球菌の侵入をブロックして増殖を防いでくれるのです。

そんな素晴らしい「自浄作用」があるにも関わらず、洗いすぎてしまったり過剰にビデを使用してしまうことで、いい菌であるデーデルライン桿菌がいなくなり、細菌に感染しやすくなってしまうのです。洗いすぎやビデの使い過ぎに気をつけ、洗う時にはアルカリ性の石鹸の使用は控えましょう。

デリケートゾーンは、その名のとおり皮膚が薄く刺激に弱い場所。だからこそ、正しい知識をもって適切にケアをすることが大切です。イザという時に恥ずかしい思いをしたり、誰にも言えず悩みが深刻になってしまう前に、デリケートゾーンケアも習慣に。見えないところまで抜かりなくケアしてこそ、女性としての魅力がぐぐっと沸き上がってくるはずですよ!

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女性としての魅力をぐぐっと上げるボディケア
取材協力 福山千代子(ふくやま ちよこ) アヴェニューウィメンズクリニック院長

日本産科婦人科学会専門医。生理のトラブルや更年期障害など、女性ホルモンに影響されさまざまな不調に見舞われる女性たちを全力でサポート。丁寧なカウンセリングと的確なアドバイスに定評があり第一線で働く女性たちからの信頼も厚い。

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