気づくと逞しくなっている!? スマホ腕スリム化エクササイズ
朝起きた時も、通勤の電車でも、就寝前のベッドの中でも、スマホを片時も手放せないという人が少なくないはず。最新のスマホは、昔に比べてかなり軽量化されてはいますが、つねに握りしめてあれこれ操作していれば、それがじわじわと腕の筋肉に負担をかけ、ひじから下の腕を太く逞しくしてしまうのです。
ほっそりとした華奢な腕は女性の憧れ。けれど、スマホいじりはやめられない……そんな人たちのために、タレントやアーティストのエクササイズトレーナーを務めるRiccaさんが、簡単ストレッチ&エクササイズを伝授。どれも簡単なので、寝る前や休憩時間などにちょこちょこ取り入れて、スマホ操作も優雅に見えるすっきりしなやかな美腕を目指しましょう!
目次
ひじから下が太くなりやすいのはなぜ?
そもそも“前腕”と呼ばれるひじ下は、多くの筋肉から構成されているうえ、日頃からよく動かすため、基本的には脂肪がつきにくいパーツなのだそう。しかし、手首まわりの太さや脂肪のつき方が気になるという人が多いのは、スマホなどで腕や指を酷使したことで起こる「むくみ」に原因があるかもしれません。
「前腕にある筋肉群のほとんどは、指や手首を動かすときに使われます。そのため、近年のスマホやパソコン作業による指の使いすぎが原因で前腕がむくみ、血行が悪くなるため、脂肪もつきやすくなるという悪循環な傾向に。ひじ下から肩までは繋がっているので、むくみすぎるとひじ下ばかりか腕全体が凝って血流が滞り、肩コリまで発症しかねません。ストレッチや簡単なエクササイズで血の巡りを良くしむくみを解消しておくことが、ほっそりしなやかな腕をキープする秘訣です」とRiccaさん。
まずは腕筋をウォーミングアップ。かんたんグーパー運動
エクササイズ効率を上げるために、まずはストレッチでひじ下の筋肉を目覚めさせましょう。筋肉の伸縮や血流は、呼吸を止めると働きが鈍くなり効果が半減。呼吸は止めずにゆっくりと楽に繰り返しながら行うことを心がけて。
(1)楽な姿勢で椅子か床に座り、手をまっすぐ前に伸ばします。指を思いっきり広げるイメージで、パーを作ったら3秒キープ。
(2)今度は手を握ってグーを作り、3秒キープ。グーパー3秒ずつで1セット。これを10セット繰り返し行います。
1日の腕疲れをリセット! ひじ下ストレッチ
ひじ下は日常生活で多く使われるため、おやすみ前にはひじ下を休めるストレッチを。ポイントは、しっかりとひじ下が伸びていると感じながら行うこと。痛すぎず、痛気持ち良いところでストップし、キープしましょう。
※手首に怪我や痛み、違和感がある場合は控えてください。
(1)楽な姿勢で床に座り、両手をひじ下の裏面を前に見せるようにしてセット。その状態のまま、ひじ下の裏面を伸ばすように意識をしながら、軽く手前に体重をかけて10秒キープ。
(2)今度は手の甲を前に向け腕を伸ばします。手の甲を床につけるようなイメージで、無理のないよう手前に体重をかけてひじ下の表面を伸ばし10秒キープします。
ペットボトル1本でできる! 手首引き締めエクササイズ
華奢なドレスウォッチやブレスレットが似合うほっそりとした手首をつくる引き締めエクササイズ。用意するものは、500mlのペットボトルのみ。重すぎる場合は、中身を減らして行ってもOKです。ゆっくりとした動作で、確実にひじ下の筋肉が働いていることを感じながら行ないましょう。動作中もキープ中も呼吸は止めずにゆっくりと行うことを忘れずに。
(1)手を表向きにしてペットボトルを握り、前腕部分を机や安定した台の上に乗せます。
(2)ペットボトルを握ったまま、手首のみを動かします。ゆっくりと5秒かけて手首を内側に巻き、ひじ下裏面の筋肉が使われているのを確認。そのまま5秒間キープしたら、ゆっくりと5秒かけて手首をまっすぐの状態に戻しましょう。これを10回繰り返します。
(3)今度は手の甲を上に向けペットボトルをつかみます。
(4)手の甲をひっくり返すように、手首を5秒かけて曲げていき、ひじ下表面の筋肉が使われているのを確認したら、5秒キープ。ゆっくりと5秒かけて手首まっすぐの状態に戻します。これを10回繰り返しましょう。
ひじ下は、酷使しているわりに案外ケアを忘れがちなパーツ。ちょっと手をかけてあげるだけで、むくみがすっきりして腕が軽くラクになるのを感じられるはずです。スマホが手放せない人はもちろん、華奢なブレスレットが似合わない、腕時計の穴が太くなったと悩んでいる人にもおすすめですよ!