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簡単エクササイズ

モデル級小顔も夢じゃない!? 美容家直伝の小顔マッサージ

少しでも小顔になりたい!女性なら誰しもが願うことではないでしょうか。むくみやたるみなど、自分では治せないと諦めている方もいるかもしれませんが「そんなことはありませんよ」とセルフマッサージや顔筋体操による小顔効果を提唱する美容家の田中愛さんは教えてくれます。長年の経験による美容メソッドに定評がある田中さんに、マッサージ初心者でも出来る小顔マッサージの方法を詳しく伺いました。

朝&夜の基本の小顔マッサージ方法

メイク前にサクッと出来る小顔マッサージ

時間に余裕がない朝時間でも、ポイントをおさえれば十分小顔効果を引き出せるようです。タイミングとしては、洗顔後のスキンケア、保湿クリームを塗ったあとに行ってくださいね。

「顔の面積の大きな部分を効果的に刺激することで、短時間でもスッキリとした小顔に。頬の筋肉は目もと周りにある眼輪筋と口周りにある口輪筋で、網目のようにつながっています。そのため、頬を刺激することでむくみがちな目もと、たるみがちな口もとも鍛えられます。

手をパーにして、指の腹を使って頬をなでるように口の横部分からこめかみの方向に引き上げることを意識しながらゆっくりなで上げます。両手で順番に行っていきましょう。耳の前の部分はリンパの大きなゴミ箱があるので、そこに向け不要な老廃物を流し、筋肉を刺激することで顔全体がスッキリします」

翌朝見違える、夜の小顔マッサージ

夜の小顔マッサージは、入浴後に行うのがコツ。水圧効果により血液やリンパの流れが良くなるため、お風呂上がりのスキンケアのタイミングで日課のように取り入れるのがオススメです。肌刺激を抑えるため、クリームをたっぷり使うことを忘れずに。手順としては、目もと→額→口もと→鼻周りなど細かい部分をマッサージしていきます。田中さん、具体的なマッサージ方法を教えてください!

1.疲れや年齢が出やすい目もとのマッサージ

目もとってむくんだり、シワができたりと悩みが現れやすい部分ですよね。たるむことで目の大きさが小さくなり、顔全体が大きく見えてしまうこともあるようです。田中さんは「小顔において目もとのケアはとても大切」と教えてくれました。
「目もとはまばたきをする筋肉があり、それは独立しているのではなく額や頬など他の筋肉とつながっています。中指と薬指で目の下の目頭から目尻に向かってゆっくりなでます。指の腹を使って、指を立てないように。それから、親指を使って眉毛のあたりにある骨の下に指を少し入れ、眉頭から目尻まで、軽くプッシュしながら押しなでていきましょう」目もとは皮膚が薄く繊細な部分のため、クリームをつけて力をかけすぎずに優しくマッサージするように。

2.額をゆるめる

「額には脂肪はつかないので、つかめる人はむくんでいるサイン。また、額は顔全体の筋肉をつかんでいるため、引っ張られて硬直してカチカチになっていることが多いです。ゆるめることを意識してマッサージを行いましょう。手をパーにして指を額につけます。指の腹を使い額の真ん中辺りで円を描くようにぐるぐると、額全体をマッサージしてくださいね」

3.口もとの筋肉を刺激

次に口もと。顔の下部分は皮膚も厚くなり脂肪が溜まりやすい部分で、しっかりケアすることでフェイスラインが変わっていきます。「舌を使ったマッサージで、簡単に口輪筋を刺激していきましょう。口を閉じた状態で、舌で歯茎をぐるっとなでるようにマッサージ。2〜3周するだけで頬から顎周りまで筋肉を刺激することができます」

4.鼻のメリハリ作り

「鼻と頬は顔全体の中で高い部分。顔の中で高低のメリハリを作ることで顔全体がスッキリして見えます。頬骨の上にある脂肪を人差し指と親指の腹を使って軽くつまみます。横、縦と優しくゆらしてマッサージしてください」

リンパマッサージで老廃物を流す

リンパの循環を促すデコルテケア

小顔を引き出すうえで重要なのが、余分な老廃物を流して顔本来の大きさへと近づけること。老廃物を流すためには、どんな手順で行えばいいのでしょうか?

「リンパやツボが集中しているデコルテをケアすることが重要です。首と体をつないでいるリンパの循環が悪ければ、シワ、たるみ、ニキビなど肌トラブルを招きます。簡単で効果的なセルフマッサージを2つご紹介します」

タスキマッサージ

「左手を右肩にのせ、左胸に向かってパーの手で斜めに下ろしながらなでていきます(右手は左肩をつかみ、右胸へ)。洋服を着たままでも大丈夫ですが、しっかりとケアしたい場合はクリームなどをつけて素肌をマッサージしましょう」

鎖骨マッサージ

「手をグーにして、鎖骨の下部分を真ん中から左右へ円を描くようにぐるぐると回していきます。右の鎖骨は左手で、左の鎖骨は右手で、中心から外へ向かって行いましょう」

ファイスラインのたるみ解消

フェイスラインのたるみの原因は、顔の筋肉のおとろえや体重の増加などもありますが「最近ではスマホを見て下を向いていることも多く、猫背になってしまうことも原因」だと田中さん。たるみを解消させるためには日常的に正しい姿勢を意識することが大切。田中さんが服を着たままいつでも出来るストレッチ方法を伝授してくれます。

「肩甲骨を意識して姿勢を直し、肩と首回しを10回ほどするのがオススメ。肩をぐるぐると軽く上にあげたり下げたりしながら回し、首はぐるぐると回しましょう。
肩甲骨を意識することで肩周りからつながる首のむくみや首からつながるあごもすっきりしてきます。大きな部位を動かすことはとても効果的ですよ」

顔筋体操によるたるみ解消方法

グー・チョキ・パーで顔の筋肉をマッサージ

田中さん考案の顔筋体操は、顔の筋肉や肌の衰えによって下へ下へと向かってしまう皮膚を、本来の位置へと上げてたるみ解消&引き締め効果があると話題です。手をグー・チョキ・パーにして行う簡単なマッサージを教えていただきました。

グー

「両手をグーにして、第二関節で頬をマッサージ。口角から耳の前(頬)に向かってなでるように滑らせます。痛気持ちいい強度で、3〜5回スクロール。頬周りがすっきりします」

チョキ

「両手をチョキにして第二関節を曲げます。あごの先端から耳の下に向かって、滑らせるように流します。皮膚を上げる意識で、下から上へと5回引き上げましょう」

パー

「最後に両手をパーにして顔全体をマッサージ。パーはリンパを流すことがメイン。顔の中心から外側に向かって、額、目の下、頬(口角から耳の前に)を優しくなでながらマッサージをするのがポイント」

小顔に外せないツボ押しマッサージ

メイクの上からでも出来るツボ押し

顔にあるツボには小顔だけでなく疲れ目、二重あご、鼻づまりなどにも効果があるのだそう。ツボには神経や筋肉が集中しているため、押すことで気流の流れが良くなり、他の部位にも良い影響を与えてくれるようです。「ツボ押しマッサージのポイントは、ゆっくり徐々に力を入れて押して、抜くようにすること。長さは一回3〜5秒程度。顔にある重要なツボ3箇所をご紹介します」

1.太陽

「こめかみ辺りのくぼみにあるツボです。疲れ目、むくみ、頭痛、目まい、小ジワなどの目もと悩みに効果があります」

2.迎香(げいこう)

「小鼻が最も出っ張ったところの付け根のくぼみにあるツボです。鼻水、鼻づまり、鼻血、花粉症、鼻炎、ちくのう症など鼻のさまざまな症状をやわらげます。また美肌にも効くツボでシミ・シワ・たるみの予防に役立ちますよ」

3.承漿(しょうしょう)

「下唇の下、あごの中央のへこんでいるところにあるツボです。二重あご、口の歪み、顔の代謝アップ、むくみ、たるみに効果的」

仕事中や移動時など、いつでも出来るツボ押しマッサージ。上記の悩みを解消したい時、ぜひプッシュしてみてくださいね!

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取材協力 田中 愛

美容家。インターネット動画サイトで公開した「顔筋体操」が400万アクセスを超えて話題に。メディア出演のほか、オリジナル基礎化粧品の開発や美肌講師、主宰するエステサロンでのフェイシャル施術など、多岐にわたって活動中。