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簡単エクササイズ

第2の心臓をケアして美ボディに。 今日からスタート、 足ツボマッサージ

本格的な寒さが増してくる時期は、体の不調が多くなるとき。そのほとんどが疲れや冷えなどが原因で代謝が悪くなっているとか。体の不調は肌にも大きく影響するため、できれば早めに対処しておきたいですね。
今日は足ツボのマッサージとリラクゼーションサロンの烏来(ウーライ)の店長、金子幾乃さんに「体の中からキレイになれる足ツボマッサージ」法を教えていただきました。

足ツボをマッサージすると、美肌になるのはどうして?

足裏は第2の心臓とも呼ばれるくらい、内蔵を刺激するツボが集まっています。マッサージする方法やツボ押しの強さなど個々の違いはありますが、疲れやストレスで体のめぐりが悪くなっているときは足裏のツボを刺激することをおすすめします。

内蔵の働きを司るツボは、たとえて言うなら「駅」のようなもの。足ツボをほぐすことで、内蔵の働きが活発になります。さらに内蔵と内臓を結ぶ、いわば「線路」のような役目をする、経絡(けいらく)も同時に刺激されるため、血液の流れがスムーズに。
リンパの流れやホルモンバランスが崩れて表れる、シミやくすみなどの肌悩みやむくみにも効果があるといわれています。

美肌の大敵! むくみをなくすツボ押しマッサージ

即効的なむくみ改善のツボ押しマッサージには、
A)リンパの流れをよくするマッサージ
B)老廃物を排泄する、腎臓のマッサージ
の2つのツボ押しをしていきます。

A)リンパの流れをよくするマッサージ
上半身、下半身のそれぞれのリンパ腺のツボを刺激することによって、体のめぐりを良くしていきます。
ボディクリームを手に取って、足に塗りながらなじませていきます。

まずは、胸部リンパ腺をほぐしていきます。
(1)足の甲の親指と人差し指の付け根から足首にかけて上から下へ移動させながら刺激していきます。手の指の第二関節を使って、骨と骨の間をグリグリと回しながら刺激してください。これを3〜4回繰り返します。

(2)人差し指と中指の付け根部分をグーっと押します。

次に、上半身と下半身のリンパ線を刺激します。
(3)足の外側のくるぶしの下あたり(上半身のリンパ腺)と、内側の足首の付け根(下半身のリンパ腺)を5秒ずつ、3〜4回ほど押します。

B)腎臓のマッサージ
溜まった老廃物は一度腎臓に集まりますので、腎臓のツボをほぐすのも忘れずに。むくみ改善にも効果があります。

(1)足裏のちょうど真ん中あたりを5秒ほど押します。さらに、真ん中から土踏まずを通って、内側の腹の部分も一緒に刺激します。ここは、輪尿管、膀胱のツボにあたり、老廃物を尿に流す手助けをします。

目の下のクマやくすみにおすすめのツボ押しはココ!

目の周りは他のパーツに比べ皮膚が薄いため、クマやくすみなどのエイジングサインも目立ち、気になりますよね。顔のむくみはもちろん、疲れや老廃物を取り除いて目周りをすっきりさせるほか、クマやくすみ対策にも役立つ2つのツボを紹介します。

●攅竹(さんちく)/親指の第一関節でまゆげの付け根に当て、3〜4秒ほどグーッと押します。

●こりょう/黒目と小鼻を結んだ、頬骨の上のあたりを5秒ほど押します。

気をつけたいのは、ツボ押しの力加減。イタ気持ちいいくらいが丁度いいでしょう。あまり強く押し過ぎると“もみ返し”や腫れてしまうこともあるので注意してください。

オフィスでも速攻ケア! 肩凝りや疲れを取り除く万能ツボ

●肩凝りや便秘も治る「万能ツボ」
合谷(ごうこく)/手のひらの親指と人差し指の付け根のくぼみを5秒ほど押します。

●体の疲れを取り除く、「疲労回復ツボ」
魚際(ぎょさい)/手のひらの親指の付け根の腹の部分を5秒ほど押します。

手のひらと足の裏は外部刺激を受けやすいため、透明層(とうめいそう)という層が1枚多くあります。他の皮膚に比べ厚みがあるので、しっかりとツボを刺激することがポイントです。

疲れや働きが鈍くなっている内臓を刺激することで、体や肌全体のめぐりがよくなります。もちろん、プロの手で体をほぐすことも必要ですが、体のメンテナンスは毎日続けることが大切。3分間の簡単マッサージで、活き活きとした美肌を目指しましょう。

illustration Mana Manali

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取材協力 金子 幾乃 烏来(ウーライ)銀座店 店長

健康と美肌をかなえる、台湾式リラクゼーションサロン。足ツボの深部をもみほぐして、体のめぐりを高めるリフレクソロジーや、オリジナルスキンケアを使用したフェイシャルエステ、リラクゼーションエステなど、メニューは多彩。銀座店のほか、新宿、渋谷など計5店舗。
http://www.wulai.co.jp