寒い季節だからこそ! おうちでできるリラックスヨガ Part 1
寒い季節は体に力が入ってしまいがち。寝る前におすすめのヨガのポーズで、体も心も意識的にゆるめる努力をしてみましょう。寝る前の儀式としてヨガを取り入れれば、寝つきもグッと深まります。
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秋冬は体が窮屈な状態に陥りやすい季節!
「寒かったな~」と、家に帰ってきた瞬間体中に力が入っていたことを実感…そんな経験はありませんか? 「寒い季節は、体内の熱を守ろうと必要以上に力んでしまうもの」と教えてくれたのは、ヨガインストラクターの斎藤りょう子さん。
「寒い季節、特に力が入りやすいのが首や肩周りです。デスクワークなどももちろんですが、知らず知らずのうちに力が入っていて、肩こりや首こりなどになってしまうということも。首は神経の通り道でもあるので、日中に高ぶった神経を落ち着かせてリラックスさせるためにも意識して流れをよくしましょう。
また、女性に多い下半身の冷えやむくみなどは、股関節まわりをほぐすことで流れを整えることが可能に。ヨガは呼吸を意識しながら体にストレッチをかけていくので、運動が苦手な方でも負担なく挑戦できるのが特徴です」。
お風呂上りなど体が温まった状態で行えば、さらに動きやすくなるはず。秋の夜長の習慣として是非実践してみましょう。
合せき(がっせき)のポーズで股関節をゆるめる
骨盤周りや股関節は、歩行に欠かせないパーツ。また、下半身のリンパの流れや血流に深く関係しているパーツです。
「合せきのポーズで意識的に股関節をゆるめることで、下半身の血流を促し、冷えやむくみ、生理不順などの緩和に役立ちます。上半身は力をいれずにリラックスするのがポイントです」
(1)両足裏を合わせて、膝を開いて座る。骨盤を立てて、背筋を伸ばすのを意識しましょう。
(2)足裏を合わせたまま、足を前に出し、開いた空間に両手を入れる。
(3)息を吐きながら両手を足の下から伸ばすようにしながら前屈をする。そのままゆっくりと深い呼吸をする。
牛の顔のポーズで肩甲骨、肩周りをリラックス
寒い季節は、体がぎゅっと固まり縮みがち。
「日中、外で過ごすことが多かった日などにおすすめなのがこのポーズです。股関節と肩周りを和らげる効果があるので、全身の疲れや冷え、肩こりに効果的です。上半身と下半身を同時に使うので、きつい人はそれぞれ分けて取り組むなど、無理のない範囲で挑戦してみてください」
(1)膝と膝をクロスさせるようにあぐらをかくようにして座る。
(2)息を吸いながら、上になっている足と逆の手を上に伸ばし、胸を開く。
(3)息を吐きながらゆっくりと手をおろし、反対側の手と背中の後ろでつなぎ、呼吸を整える。両手がくっつかない場合は、手のひらを背中につければOK。反対側も同様に。