春が待ち遠しい! パリジェンヌが熱心に励む集中デトックス
皆さん、こんにちは。本格的に春の訪れを感じる季節。日本は、梅や桜の花が咲き、春の訪れを感じられる頃でしょうが……こちらはまだまだ遠い話。もうしばらくのガマンです。
日本の春といえば、卒業&入学で新たなスタートの時期ですよね。こちらの新学期は9月なので「心機一転やるぞー!」みたいな気持ちは感じられません。手帳のカレンダーも9月からスタートのものが多く、毎年、8月になるとスーパーにはバカンス用品と新学期用の文房具が並びます。毎年、「そろそろ来年用の手帳のリフィルを買わなくては」と思いつつも、日本のカレンダーで生きている私は、年末になってからバタバタするとすでに売り切れている……ということがしばしば。
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パリジェンヌが春になると始めるモノって?
ただ、パリジェンヌもこの時期になると始めることがあるんです。最初は、健康オタクや美意識の高い人たちの中で流行っていたことなのですが、この頃は多くの女性たちも関心を寄せている「デトックス」。正式に言うと「DOTOXIFICATION(=解毒)」です。大気汚染や食品添加物、環境ホルモンなど有害物質がどんどん体内に溜まってしまう。これを排出しようという試みです。
有害重金属の悪影響としては、倦怠感、食欲不振、頭痛、肥満、皮膚炎、脱毛など目にみえる症状から、情緒不安定などココロの影響もあるとか。正直、パリジェンヌがそこまで深く考えているかどうかは別として(笑)、12月、1月と1年で一番の飽食の時期を楽しみ、2月は濃厚なものを食べて冬を乗り切ろう!と高カロリー料理を食べる。いつの間にか余分なお肉が増えてしまい、気づいたら大変なことになっているこの時期。
春になって薄着になる機会が多くなる前に、きれいに痩せようとする人が多いのもわかるような気がしますよね。
パリジェンヌ人気のデトックス法
パリでは、自然食品店や薬局で売っているアンプル式というデトックス方法が昔から知られています。液体を水に混ぜて、毎日10日から14日ぐらい飲み続けます。デトックス効果の高いハーブティーも各種販売されていますが、個人的にはデトックスティーで美味しいものに出会ったことがありません。
新しいところとしては、ゲイタウンのど真ん中に開業した「good Organic only」 があります。
15種類のデトックス健康ジュースのお店です。創立者はなんと1999年のミス・フランスであり、今では女優・歌手であるMaréva GALANTER(マレ−ヴァ・ギャランテール)さんです。
1番のジュースは疲れ気味の方におすすめ。体をアルカリ性にします。3番は食べ過ぎで胃腸が疲れている人向けで抗酸化作用あり。6番は体のめぐりを良くします。7番に入っているクロレラで、デトックスに拍車をかけます。これらのジュースはオーガニックの材料のみでつくられているため、添加物も入っていません。飲みやすいし、美味しいので飽きがきませんよ。
日本的? 意外なお風呂デトックス
パリには岩盤浴がないので、自宅のお風呂を活用してバスデトックスをします。やり方はさまざまですが、簡単なデトックス方法をお教えします。
普段利用している粗塩に数滴エッセンシャルオイルを落として2〜3日置くと自家製バスソルトの出来上がりです。オレガノ、カモミール、ジュニパー、フェンネンルのオイルが、デトックスの効果を高めます。もし、これらのハーブティーがあれば、ガーゼなどの布袋に入れて粗塩と一緒に浴槽に入れましょう。
じっくりと汗を出していくので、お湯の温度は熱すぎず、半身浴がベター。私は「ながら人」なので、お湯に浸かりながら携帯電話ゲームをしています。ゲームに夢中になると、汗で画面が見えなくなることもしばしばです(笑)。血行がよくなり、肩こりや冷え性の方にもおすすめです(フランス語に「冷え性」を意味する単語がないんですよ。冷え症のパリジェンヌは存在しないんですかね〜)。
このお風呂は殺菌効果もあり、加齢臭、体臭、ワキガなどに効果があるといわれています。といっても、シャワーで済ませてしまうことが多いフランス人。お風呂でデトックスする習慣を、身につけていただきたい。日本の皆さんも是非、試してみてください。