クリスマス前にダイエット!? クリスマス目前、パリ最新事情
今年も残り1ヶ月、何かと慌ただしい季節になりました。ここ、フランスでは12月1日から24日までしかないカレンダーが世の中に出回る事をご存知ですか? 31日までないなんて、おかしいですよね。
目次
24日までのカレンダー! その正体は?
その正体は、「Clendrier de l’Avent (カレンドゥリエ ドゥ ラヴェン)」と呼ばれるモノ。日本語に訳すと「待降節(または降臨節)のカレンダー」です。紙、布地、木材などで作られていて、1日から24日まで窓やポケット、引き出しが付いています。それを開けるのは、子どもたち。毎日その日の扉を開けると、小さなおもちゃやお菓子が入っています。
子どもたちのクリスマスは12月1日から始まります。各お菓子メーカーは毎年工夫を凝らしていて、クラシックなものから今年流行したキャラクター物まで作ります。中身は、小さなチョコやキャンディーなどのお菓子が多いのですが、大人も買ってしまうほどの可愛さ。私も自分用に買ってしまいました。
もともとの意味は、キリストが生まれる前に悔い改めて心を清くして、救い主をお待ちする習慣です。常緑樹でリースを作って、12月1日から毎週1本ずつローソクに火を灯して、24日まで4本のローソクを立てていく、アドベントリースというものもあります。私は小学校から高校までカトリックの学校に通っていたので、時々思い出していたのですが、ヨーロッパに住むと本当にキリスト教の催事が多いので、小さい時にキリスト教に触れた事が今、とても役に立っています。
12月はやっぱりクリスマス! 伝統的なクリスマスの過ごし方
本来、キリスト教では、11月11日から12月25日のクリスマスまで断食を命じたそうです。24日まで身も心も清めて救い主の到来をお待ちするためのようです。一年で一番高カロリーを摂取する時期の前に断食でデトックスし、胃を小さくする。これは、理にかなっているんです。
ちなみに、フランスの伝統的なクリスマスの過ごし方をご説明します。
24日
19時頃、家族が集まり食前酒スタート。
20時頃、軽めの夕食を摂り、
23時頃、おしゃれをして深夜ミサに行く。
日付が変わり、25日
1時頃、大ディナーがスタート。シャンパン。白赤ワインのドリンクが出され、生牡蠣、ロブスター、帆立貝、フォワグラなどがじゃんじゃん出ます。クリスマス料理の中で最高なのは「chapon(シャポン)」でしょう。 去勢して育てたオスの鶏です。 大きく丸まると太っていますが、七面鳥とは雲泥の差があります。チーズ盛り合わせ、ブッシュドノエル(ケーキ)、食後酒、 チョコレートと続きます。
4時頃、寝る前のオニオングラタンスープ!
8時頃、子供達の朝食。普段よりも豪華なブリオッシュやビエノワゼリー類のパン。
11時頃、こぎれいにしてミサのために教会へ。
13時頃、大昼食会スタート。
1日のカロリー摂取量……計算しない方がいいですね。怖すぎます(笑)。
クリスマスシーズンのダイエットはパリジェンヌの習わし?
暴飲暴食になりやすいこの季節に合わせ、今年はこれを試してみようと思っています。
ディナーの時にテーブルに並ぶグラスは、シャンパン用、白ワイン用、赤ワイン用、お水用とあります。シャンパンなどが終わればそのグラスは下げますが、いつでも置いてあるのはお水用のグラス。どうせ飲むなら、体に効果があるお水を飲みながらご飯を食べてみようと思っています。
パリジェンヌもハマっている、青いボトルの「ROZANA(ロザーナ)」は私もお気に入り。フランスのお水はほとんどが硬水でマグネシウムが多く入っていますが、このロザーナは微発泡なのでとても飲みやすいです。ちなみに「HEPAR(エパー)」はマグネシウムが多く、日本でも“お通じに聞く”と有名ですが、硬水の水に慣れていない日本人にはちょっと飲みづらいかも。「COURMAYEUR(クールマイヨール)」は、マグネシウムにカルシウムも入っていてスイスイ飲めますよ。「クリスマス前の断食なんて、絶対にできません!」という人のために、今年は効果の出るお水とお腹のマッサージでもしながら、暴飲暴食対策に努めようと思っています。
皆様、清いお心で楽しいクリスマスをお迎えくださいませ。