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フランス便り

パリへ来るならここがおすすめ。最新のおしゃれスポットを紹介

パリは今、卵とウサギの形のチョコレートで溢れています。復活祭で子どもたちに渡すお菓子なのです。日本の4月といえば、新生活の始まりですね。もしくは月末から始まるゴールデンウィーク(GW)でウキウキの頃でしょうか? パリは観光名所がたくさんあります。美術館巡り、演劇、オペラ、もちろんショッピングも! でも、「普通の観光じゃもの足りない」と感じている方も多いはず。今回は、GWにパリへお越しの方のために地元人がおすすめする、とびっきりの観光スポットをお伝えします。

フランス本場のスイーツはベルサイユ宮殿で

フランスといえばスイーツですよね。日本でも大人気のラデュレのマカロンやケーキなど、有名カフェでフランス本場のスイーツを味わっていただきたいのですが……どこへ行っても長蛇の列。

でも、まだ穴場のカフェがあるのです。それが、ベルサイユ宮殿の中。お土産コーナーはもちろん、イートインも可能なので、美術鑑賞のあとに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
ラデュレのスイーツといえばマカロンですよね。ほかにもバッグや雑貨が販売されています。(「クープラデュレ」:マロンアイスクリームに細かく刻んだマロングラッセが入っているデザートはおすすめ。機会があれば、食べてみてください)。
パリ本店の「アンジェリーナ」はいつも長蛇の列だけど、ベルサイユ宮殿のアンジェリーナは穴場。本格モンブランをぜひ! 空いている今が狙い目ですよ。

パリといえばショッピング! 日曜日にボンマルシェへ。

3月から日曜日が変わりました。なんと! 日曜日にデパートがオープンすることになったのです。「え? どういうこと?」とお思いになるでしょうが、フランス人にとっては大事件です。クリスマスの12月以外、毎週日曜日はどこのデパートも「閉店」が当たり前だったのです。日本では“稼ぎどき”の週末に店を閉めるなんて、ちょっと考えられませんよね。

先月、初めての日曜日営業。左岸が誇る世界で一番古いデパート「ボンマルシェ」へ行ってきました!日曜開店の宣伝はしていたものの……店内はガラ〜ンとしていました(笑)。休日にデパートへ行くという習慣がないため、ある意味“想定内”。ですが、ゆっくりと買い物をしたいという人には好都合! 観光でいらっしゃる皆さんには、日曜日だけのビオ市場(ラスパイユ通り)を午前中に散策、午後はボンマルシェでお買い物というコースをおすすめします。

ボンマルシェは最新のファッションも一挙にチェックすることもできますし、免税コーナーは右岸のデパートに比べてアジアからの観光客が少ないため、ゆっくり見て回ることができます。

ボンマルシェでお買い物を済ませたら、お茶をしましょう。近くにおしゃれで美味しいビオレストラン&ティールームがオープンしました。しかもグルテンフリーなのです。
●APETI
72 Rue du Cherche-Midi, 75006 Paris,
+33 6 69 69 18 81

晴れた日は、パリジェンヌのように公園散策もあり!

ボンマルシェの帰りには、Jardin du Luxembourg(ルクセンブルグ)公園へ。マリー・ド・メディチ家が豪華絢爛な宮殿(元老院議会)と庭園をつくるように命じ、今では立派な観光地になっています。とにかく広い公園で、庭園には100以上の彫像があり、美術館も併設。クラシックな絵画等の展覧会を開いています。子どもたちが遊ぶ遊具もあるので、休日は家族連れで訪れるフランス人で溢れています。マルシェでサンドイッチなどの軽食を買って、公園で食べるのもの良し!

その後、オペラやマレ地区へ散策するのもおすすめ。自然素材のクッションカバーやアクセサリー、ロゴ入りカゴバッグなど、インテリア・雑貨好きの人には胸キュンなショップです。
●Jamini,
10 Rue Notre Dame de Lorette, 75009 Paris,
+33 9 83 88 91 06
jaminidesign.com

レパブリック広場近くにも小さな専門店がたくさんあります。観光客にはちょっとディープかもしれませんが、地元の気分を味わえるエリア。パリジェンヌが南アフリカの商品をセレクトした新店舗。色の鮮やかな、元気になる小物たちが多数揃っています。
●AS by AS
30 Rue du Château d’Eau, 75010 Paris,

このお店の横を曲がると、個性的なカフェやパン屋さんなどがたくさんあります。突き当りにはサンマルタン運河が見えます。運河沿いの風景は一見の価値アリ。パリジェンヌのように散策しながら観光するのも良いかもしれませんね。ちなみにこのエリア、イケメンが多い通りと地元の人からは言われています(笑)。

ショッピングや街めぐりで、海外にいることを忘れがち。しかし、これだけは注意してください。それは、カフェやレストランのテラス席でのこと。日本のように携帯電話をテーブルに置いて席を離れてはなりません。すぐに盗られてしまいます。このタイプの盗難で日本から来た友人を何度も警察に連れて行ったことがあります。おしゃれな街ですが、盗難が多い街でもあります。せっかくの旅行ががっかりな思い出にならないように、ご注意を!

ピックアップアイテム
旅先は簡単&時短コスメが大活躍!
取材協力 YOLLIKO SAITO 写真家

日本大学芸術学部写真学科卒業。広告制作会社勤務後フリーになる。現在、パリを基点としてヨーロッパ、アフリカなどで活躍。日本の女性誌、書籍、広告の他にアート作品の写真展をパリ、ベルリン、銀座で定期的に開催。ビオ、自然食、自然治療にも関心が強く、自他ともに認める「健康マニア」。自宅で栽培しているオーガニックハーブを使った料理をもてなしたり、ナチュラル・オーガニックコスメなどの美容情報にも精通。