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フランス便り

やっぱり!? こんなに違う、フランスと日本の脱毛事情

Bon jour!
日本は、そろそろ梅雨の時期でしょうか? こちらは、雨季がないので、気持ちのいい季節になりました。
ジメジメとした日本から、逃げ出して来て欲しいぐらい今月も気持ちのいい季節です。

フランス人のほとんどが、夏服と冬服の入れ替えをしない?!ってご存知ですか? こちらに来た頃はびっくりしましたが、ずぼらな私には、ぴったりで、入れ替えしません。クローゼットの段を季節によって変えるぐらいです。目の高さにセーターが来るか、ティーシャツが来るかぐらいです。なぜかというと、この国。突然、冬が来たり、夏が来たりするのです。昨日までは冬。はい、本日から夏です。という感じです。暖かくなるとパリジェンヌたちは、いきなり、薄手のワンピースになります。

そうなると問題なのは、体毛です。すぐに対応できて経済的なのは、おうちでする方法です。カミソリで剃る。脱色する。一番ポピュラーなのは、ワックス。フランス語で、シールと言います。ドロドロしたものを塗って、引っ剥がす方法です。なんとお顔用もあります。痛そー! フランスらしいのは、こんな野蛮で肌に悪そうな方法なのに、香りがついた物があること。赤い果物や柑橘系、花々の香り。日本人的には、矛盾しているように感じますが…。日本の脱毛の方法は、ほとんどが、光かレーザーと聞いていますが、こちらは、まだまだのようです。違いがありますね。

おしゃれにお金をかける人達は、エステに行きます。脱毛専門店は、パリで見たことがありません。
エステサロンで脱毛(epilation) をしますが、ほとんどが、やはりワックスです。永久脱毛ではありません。体毛の色が、日本人に比べれば薄いのでレーザーに反応しない。それが、発展していない理由の一つのようです。
デリケートな部分にワッスク脱毛…やはり痛そうですね。キューピーさんみたいにあそこもここも、ツルツルの人もいるようです。

この頃、おしゃれパリジャンも脱毛をするようになりました。背中の毛はもちろん、腕脚に、従来男の象徴とされていた胸毛も脱毛しちゃいます。以前、日本から来た青年が、ビーチで大人男子なのに胸毛がないとびっくりされていた事を思い出しました。超おしゃれパリジャンは、デリケート部分も脱毛しています。清潔のため!とビジュアル?のためだそうです。

パリの友人と脱毛についておしゃべりしていましたら、彼女がこんな事を言い出しました。数十年前のオリンピック。フランス女子水泳選手。なんと!!脇毛がボーボーだった人がいたとか! そういえば、以前はいました。ボーボーでノースリーブ女子。気にしないとういか、その方が、セクシーとのたまう人たちがいました。今は、そのような人はいないでしょうが。この10年で、フランス脱毛状況は日本ほどではありませんが、少しは変わったようです。

突然ですが皆様のお母様、脱毛していますか?こちらの60歳代マダム達は、しっかりしています。
スポーツジムなどのサウナで裸になる事、ビーチで水着になる事、何歳になっても人の視線を気にしています。というか、美意識が高いのでしょう。
エステシャンが教えてくれました。こちらのおしゃれマダムは、Tバックをお召しとか。これは、お勉強になりますね。
清潔にする事、人に見られる事、確固たる自分の美意識を持つ事も、大切ですね。

ピックアップアイテム
脱毛後のケアにおすすめなのは
取材協力 YOLLIKO SAITO 写真家

日本大学芸術学部写真学科卒業。広告制作会社勤務後フリーになる。現在、パリを基点としてヨーロッパ、アフリカなどで活躍。日本の女性誌、書籍、広告の他にアート作品の写真展をパリ、ベルリン、銀座で定期的に開催。ビオ、自然食、自然治療にも関心が強く、自他ともに認める「健康マニア」。自宅で栽培しているオーガニックハーブを使った料理をもてなしたり、ナチュラル・オーガニックコスメなどの美容情報にも精通。