パリで人気！なジャパニーズキュイジーヌ

我が家の近所にも有名店があります。お店の名前は「TOYO」。オーナーは、中山豊光さんという方で、高田賢三さん（ファッションブランドKENZOのデザイナーさんですね）の竹林や池などがあったバスティーユの素敵なお屋敷で専属料理人をなさっていた方です。賢三さんが軽くお召し上がりになるもののほかに、ゲストを招いた際のディナーやパーティーも手がけていたそうです。TOYOさんのお料理は完全フレンチというよりも、和食とのフュージョンでしょうか。繊細なフレンチのお皿の後に土鍋の炊き込み御飯やカレーが出てきます。毎回、何が出てくるか、楽しみのレストランです。
パリにお越しになれない方は、TOYOの支店が、東京ミッドタウン日比谷にできたので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう？　トヨさんが、日本店の味もしっかり管理しているので、パリと同じ美味しさが味わえるでしょう。私も東京に帰国の際は、是非行きたいと思っています。

つづいてご紹介するのは、「市場の子供達」という名前の簡易レストランです。常設市場の中の壁がない通路に面しているとっても気さくなお店です。シェフは、今ドキレストランで有名な「サチュルヌ」のセカンドシェフだった生田マサヒデさん。市場の中なので、活気があり食材がとっても新鮮です！　そして、サービスのお兄さん達も気さくで親切。この日頼んだのは、焼きイカ。市場のお料理とは思えないハイレベルな美味しさでびっくりでした。何種類かのトマトにフレッシュハーブミックスのサラダも、シンプルですが美味！　小魚の天ぷらは、レモンでなくセドラが付いてきたのも、今ドキ料理です。そして、こちらのワインはすべてビオ。かかっていた曲が、マービンゲイだったのも高ポイントです。
市場の雑踏の中で楽しむ本格的な料理。これが飾らないパリかな？と思える瞬間でした。

最近はフレンチも気軽に楽しめるようになりましたが、クラシックなフレンチで活躍する日本人シェフもいらっしゃいます。３ヶ月先まで予約がいっぱいというオデオン地区の人気コントワールのオーナーで、テレビでも人気のグランシェフ・カンドボルド氏の秘蔵っ子と言われた篠塚大さんのお店です。
しっかり、どっしりとしたフレンチを楽しみたい時には、本当にオススメです。場所は、先程ご紹介した常設市場のすぐ近くです。ここは以前もフレンチレストランだったそうですが、近所の人達から言わせると、今の篠塚シェフのお店の方が、以前のお店よりもはるかに美味しいとか！　パリっ子たちも絶賛のお味です。フランスならではの濃厚なバター、クリーム、ミルクをふんだんに使った伝統的なフレンチは、ぜひ日本の皆さんにも味わっていただきたいものです。