recipe
キレイのキッチン

父の日に作りたい、野菜たっぷりのゆで豚の野菜巻き

春から初夏が旬のクレソン。普段の食卓に頻繁に登場する野菜ではありませんが、エスニック料理ブームと共に少しずつ食べる機会も増えてきている野菜。何となく、付け合わせの印象が強いのですが、実はものすごく栄養価が高いのです。
新陳代謝のアップ、血液サラサラ効果、抗酸化効果のある「カロテン」が豊富で、野菜の中でもカルシウムの量も多いのも特徴。また、クレソンを噛んだ時に感じる少しピリッとした清涼感のある辛みの成分はわさびなどに含まれる「シニグリン」なのですが、この成分は食欲増進、胃もたれ解消、脂質の消化を促す効果があります。ステーキの付け合わせについているのは理にかなっているのですね。
わき役になりがちなクレソンですが、栄養価がとても高い素材なので、生だけではなく、さっと火を通してシンプルな味付けで食べてください。きっと病みつきなると思いますよ。

ゆで豚の野菜巻き  4人分

豚バラ肉・・・600g
塩・・・小さじ2

クレソン・・・1束
サンチュ・・・12枚
大葉・・・8枚
万能ねぎ・・・6本
紫キャベツのスプラウト(カイワレ大根)・・・1パック
パクチー・・・2~3株

<タレ>
醤油・・・大さじ2
ごま油・・・大さじ2
米酢・・・大さじ1
すりごま・・・小さじ2
はちみつ・・・小さじ2
コチュジャン・・・小さじ2

(1)サンチュ、大葉、パクチーは洗って食べやすい大きさにちぎる。万能ねぎは洗って長さ4等分に切る。タレの材料を混ぜ合わせておく。
(2)豚バラ肉に塩を擦りこみ30分ほどおく。鍋に入れてお肉がかぶるまで水を注ぎ中火にかける。沸騰したら弱火にして約1時間コトコト柔らかくなるまで茹で、そのまま煮汁の中で冷ましてから3~4ミリにスライスする。
(3)お皿に(1)の野菜と(2)のバラ肉を盛りつける。野菜でお肉を巻いてタレを付けて食べる
※ゆで豚は煮汁につけた状態で3~4日冷蔵保存OK。また煮汁は、塩と醤油、胡椒で味をつけ、わかめやネギを加えてスープにすると美味しい。

text: Keiko Eguchi
photo: Hidehiro Yamada

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取材協力 江口 恵子(えぐち けいこ) インテリア&フードスタイリスト

「pen」「オレンジぺージ」「saita」他女性人気雑誌をはじめ、広告、Web等でインテリアから料理まで、暮らしまわりのスタイリングと提案を行う。ケータリング、予約制カフェ・レストラン、料理教室を柱とした“ナチュラルフードクッキング”を主宰し、幅広く活躍中。