食べる、塗る…まだまだブームは続く!美容オイルのすすめ
ここ数年じわじわとブームになっているオイル美容。2016年もその熱量はまだまだ冷めやらぬ様子です。けれども、オイルとひとくちに言ってもどう使いこなせばいいのかわからない!そんな人も多いはず。今回は、肌に効かせるオイル美容の方法と、キッチンの調味料リストにプラスすべき食べるオイルをご紹介します。
目次
塗るオイルは現代女性の肌、体、心に効かせる万能薬
植物種子などを圧搾することで抽出される美容オイルは、植物のパワーが凝縮されたスペシャルなスキンケアアイテムです。1本持っていれば万能とも言われ、保湿はもちろんパックやスペシャルケアなど使い方は工夫次第で様々に広がります。
また、顔、体、髪などにも使えるマルチ性の高いものが多いため、旅行などに重宝するという側面も。さらに、さまざまな植物オイルがブレンドされていることでアロマとしての効果も備え、お手入れしながら深呼吸することでリラックス効果も期待でき、ひとつ持っていれば外見的な美しさはもちろん、内面からあふれるキレイを育めるのです。
今回は、そんなオイルの活用方法をご紹介しましょう。
●お手入れの最初に使いブースターがわりに
化粧水などの入りが悪いと感じている肌に試して欲しいのがこの方法。洗顔後の肌にオイルを2〜3滴なじませ、その後、いつものお手入れをするだけ。ゴワついた肌を整え、水の引き込み役としてあとに使う化粧品の浸透を高めてくれます。
●コットンに染み込ませてオイルパック
エアコンがきいた室内に長時間いた日の夜のケアなどにおすすめなのがちょっと贅沢なオイルパック。ジッパー付きビニールなどにコットンをいれ、オイルをたっぷりイン! コットンがひたひたになるくらいにオイルを入れ、もみもみしてオイルコットンを作ります。それを2〜3枚に割いて顔中にパックを。カラカラに乾いた肌が油分でほぐれ、ふっくらと息を吹き返しますよ。
●お風呂につかりながら角質ケア
週末のスペシャルケアや、Tゾーンがべたつくときなどにオススメなのがオイルで行うソフトゴマージュケア。お風呂につかりながらオイルを顔全体に塗りマッサージを。小鼻まわりや、あごのざらつきなどは指先でくるくると丁寧に。オイルが皮脂と中和し、不要な角質や角栓がぽろぽろと浮いてきます。その後は、ホットタオルで顔全体を覆い、優しく拭き取ればワントーン明るい素肌に!
ほとんどの美容オイルは顔のみならず髪やボディにも使えるので、保湿やマッサージオイルとして活用するのもオススメです。お風呂上がり、肌がまだ湿っている状態でオイルをボディや髪になじませると、ふっくらでしなやかな肌や髪に仕上がります。
食べるオイルは、オメガ3系脂肪酸が鍵!
モデルやセレブたちがこぞって実践している飲むオイル美容。ココナッツオイルやアマニオイルなどに共通するのは、オメガ3系脂肪酸という成分です。これは、必須脂肪酸のひとつであり、体内では作れない成分。しかも私たちの普段の食生活ではなかなか摂取できないため、積極的にオイルで取り入れるのが効果的だと言われています。けれども、スーパーに行けばたくさん売られているオイル、どれをどう使いこなしたらいいのかをご紹介します。
●ココナッツオイルはコーヒーやエスニック料理に
ミランダ・カーも愛用しているというのがココナッツオイル。ココナッツオイルの主成分はラウリン酸であり、これは母乳にも含まれる成分で、免疫力を高めると言われています。また、コレステロールやトランス脂肪酸フリーであり、加熱しても酸化しにくいため、高温調理にも向いています。
コーヒーに入れてココナッツフレーバーを楽しんだり、バターの代わりにトーストに塗っても美味! また、独特の香りがあるので炒め物などに使えば、いつもの料理を瞬時にエスニック風の味わいにすることもできますよ。
●アマニオイルは生で食べるのがベスト!
オメガ3系脂肪酸であるアマニオイルは、亜麻という植物の種子から抽出したオイルです。別名フラックスシードオイルとも呼ばれ、温度や光に弱いのが特徴です。そのため、遮光性のあるボトルに入っているものを選ぶこと、開封後は冷蔵庫で保存することが大切です。
アマニオイルには、女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをする「リグナン」という成分が豊富に含まれ、抗酸化や更年期障害などの女性特有の疾病予防につながると言われています。ただし熱に弱いため、生で摂取することが大切です。ドレッシングにしたり、かけ油としてカルパッチョや焼き野菜など、料理の仕上げに使うのがオススメです。
毎日の料理にオメガ3系のオイルを加えると、お通じがよくなったり、代謝がアップするという効果が期待できます。体を作るのは食事から! そんな気持ちで今一度、毎日のオイルを見直してみてはいかがでしょうか?