人気フォトグラファーに学ぶ、「いいね!」したくなるセルフィーテク
instagramなどSNSの普及でセルフィーする人が増加した今、可愛く撮れない、顔映りが悪い、「いいね!」がなかなか増えない……と頭を悩ませている人も少なくないはず。イタさと可愛さの境界線とは? 誰でも可愛く見せられるの? 「いいね!」したくなるセルフィーって? そんなセルフィーにまつわるお悩みを、どんな女性も美しく魅力的に映し出す人気フォトグラファー東真子さんに伺いました。
目次
Q. イタいセルフィーと「いいね!」したくなるセルフィーの違いは?
「表情の豊かさじゃないでしょうか。着ている服や場所が違うだけで、いつも判で押したように同じ顔なのは、ちょっと残念。たとえば京都へ旅行に行ったら、しっとりとした表情やはんなりとしたポージングにしてみたり、海やテーマパークでは、目が細くなることを恐れず弾けるような笑顔をしてみたり。シーンや気分に合わせて表情をつくれると、より魅力的に見えるはず」(東さん)。
いつでも目をかっ開いてナナメ45度でキメてる人、気をつけましょう……! さらに、写真から“あざとさ”が伝わってしまうのも「いいね!」を遠ざける原因に。「背景にそっとブランドものを潜ませたりする人、けっこう見かけます。“ティファニーのネックレスいただきました!”って素直に見せてくれれば良いものを、なぜか背景には一切触れずいつものキメ顔セルフィーをアップしてしまうのはちょっとあざとく見えがちです。承認欲求の強いSNS世代はついやりがちですが、不特定多数の人目に触れることを考えて、内容はシンプルかつ素直にまとめるほうが好感度大」(東さん)。
Q. セルフィー上手になるコツを教えて!
「トコトン自分を好きになること。これに尽きます。ナナメ45度が美人見えする鉄板ポーズと言われていても、それが必ずしもすべての女性に当てはまるとは限りません。どんな人にも、その人の顔の特徴に合ったベストな角度が存在します。それを探すには、自分のことを好きになって研究しないと始まりません。“四角の中に自分が収まってさえいればいい”と思っているようでは、いくら頑張ってもキレイに映ることはできませんよ!」(東さん)。
自分の魅力を開拓することが、おしゃれセルフィーの第一歩。恥ずかしがらずに、いろんな表情やポージングを研究してみましょう!
Q. 白いハンカチを膝にのせるとキレイに見える?
「白いハンカチを膝に置いてレフ板効果を狙う……という手法があるようですが、膝に置いても顔からの距離が遠いですし、サイズが小さいのであまり意味がないですね。どうせやるなら、白いクリアファイルのような、大きくて、固く、片手で持っても自立し、かつ光を反射する素材が◎。たまたまカフェにあったメニューの裏なんていうのもアイデア次第で使えますよ!」
美肌にこだわる人は、白いクリアファイルと、100円ショップなどで売っているアルミシートをレフ板がわりに。白いクリアファイルだけでも十分効果的ですが、アルミシートを巻きつけてクリップでとめた“即席銀レフ”は、曇りの日でもバッチリ美人見えするので、ぜひお試しを。
東さん直伝! こだわり別・セルフィーテク3
●1 美肌に見せたいなら、光を集めて影を飛ばす!
肌がキレイに見える=ほうれい線や目の下、毛穴など顔に余計な影がない状態のこと。太陽の光が顔に当たっている時はそのままでもキレイに映りますが、光が横から入ってきた時は要注意。肌の凹凸が悪目立ちしやすくなります。それでも「今どうしてもこの背景で撮りたい!」という時は、顔の角度を光のほうに振ってみましょう。肌の影が軽減され美肌印象がアップします。影になった側から光を反射させるように、白いクリアファイルなどレフ板かわりになるものを添えるとさらにGOOD!
また逆光の時は「明るさ補正機能」を活用すればOK。機種によって異なりますが、例えばXperiaだと設定から呼び出すことが出来ます。
●2 小顔になりたいなら、スマホを傾ける!
まずはスマホを目の高さに上げ、やや手前に傾けます。レフ板を使う場合はカメラの下にセット。これだけでOKです。広角レンズは、四隅が引き延ばしたように見えるという特性があるため、スマホを手前に傾けることであごがシュッとシャープに見え小顔効果◎。
ただし、面長の人には不向き。顔がより長く間延びしたように見えてしまいます。面長の人はスマホの角度はまっすぐに。顔をカメラの真ん中に入れてアゴを引くだけでOKです。
●3 カフェで可愛く撮りたいなら、テーブルの色にこだわる!
カフェでセルフィーを撮るときは、テーブルの色に要注意。赤や黒など濃い色がついていると、その色が肌に反射してしまいキレイに見えません。理想はやっぱり白いテーブル。
レフ板いらずで顔が明るく見え美肌効果絶大! 首を傾けつつ頬杖つけば小顔効果も美人度もUP!
セルフィーを撮る機会がますます増えるこれからのシーズン、素敵な場所や景色と一緒に、いちばんキレイな自分で美しく思い出を残しましょう!