夏枯れ肌の救世主。お手軽!蒸しタオル美容でふかふか肌に
暑さが一段落したら、なんだか肌がごわついてくすんでいるような…。そんな風に感じている人も多いのでは? 「ひと夏を越した肌は、冷房による乾燥や紫外線ダメージによってターンオーバーが乱れ、肌表面の角層が厚くなっている状態」と教えてくれたのは、All About「化粧品・時短美容」ガイドの城後紗織さん。
「また、だんだんと涼しくなり気温が低くなってくると、肌の血流が悪くなり、肌色も沈んで見えがちです。血流が悪くなった肌は、化粧品のなじみも悪くなり余計に乾燥などの肌トラブルを引き起こす原因にも。本格的な乾燥シーズンである秋冬を迎える前に、古い角質を取り去って肌のターンオーバーを立て直すことが必要です」。そんなときにおすすめなのが、蒸しタオルを使ったスペシャルケア! 手軽にお家エステを実践できる蒸しタオル美容で、弱った肌をなかからふっくら立て直しましょう!
目次
Q.蒸しタオル美容がいいワケって?
蒸しタオル美容の一番の目的は、肌を温めること。外側から温めることで血行を促進し、肌の新陳代謝を活性化させることができます。また、蒸気によって毛穴が開き、角質が柔らかくほぐれるので、クレンジング効果やスキンケア化粧品の浸透も高まります。クレンジングの前や、洗顔後に化粧品の浸透を高めたいときなどに取り入れてみると効果を実感できますよ。
●では、さっそく蒸しタオルを作ってみましょう!
(1)フェイスタオルを水で濡らし、固めに絞ります。
(2)タオルをラップで包み、電子レンジで温めます。目安は500Wで30秒~1分程度。※電子レンジの機種によって時間は異なりますので、加減を見て調節して下さい。また、電子レンジから取り出してすぐはタオルが熱くなっていますので、やけどに注意してくださいね。
(3)電子レンジからタオルを取り出したら、ラップをとって広げ冷ましましょう。すぐに顔にはのせず、敏感な腕の内側などで温度を確かめて。熱過ぎず、気持ちいいと感じる温度になったら、そっと顔にのせます。首元までかかるようにのせると、さらに血行促進効果がアップします。顔にのせる時間は30秒~1分程度で十分。タオルが冷たくなると逆効果なので、その前に取りましょう。
Q.蒸しタオルを使ったお手入れ方法は?
●肌のゴワつきが気になるとき
クレンジングミルクかクレンジングクリームをなじませた後に、蒸しタオルで顔全体をパックしましょう。そのまま洗い流さず、浮き上がったメーク汚れや古い角質を優しくふき取りましょう。ダブル洗顔不要でフカフカの肌に!
●化粧品のなじみが悪いと感じるとき
洗顔後、水気を取った肌に蒸しタオルをオン! 1分ほど蒸しタオルをのせて肌を温めます。その後、まだ肌が温かいうちに化粧水や乳液でクイック保湿を。保湿成分が角層にぐんぐん浸透し、しぼんだ肌もふっくらよみがえります。
●メークノリが悪いとき
朝、余裕があるときはメーク前に蒸しタオルを取り入れるのも効果的! 温めた蒸しタオルを折りたたみ、首の後ろにのせます。冷えや緊張で凝り固まった首や肩を温めることで、血流がアップ! 顔まわりの血行が促進されるので、顔色もパッと明るくなり、ファンデーションのノリも良くなります。
●肌色がどんよりくすんでいるとき
肌のくすみが気になるときは、肩や首コリの影響で頭部への血流が滞っている可能性大!寝る前に首の後ろを温めましょう。やり方はメークノリが悪いときの方法と同じ。リラックスでき安眠効果も期待できますよ。
蒸しタオル美容は思い立ったらすぐに実践できるお手軽ケア。秋はメークやファッションが楽しくなる季節。おしゃれを存分に楽しむためにも、夏終わりの肌をベストな状態に整えることは有効です。最近は、蒸しタオル美容専用タオルなども売られているので気になる方はチェックしてみてくださいね。