今や「シェア」するのは当たり前! ユニセックス使用はどこまでOK?
彼や家族の洋服をちょこっと借りたら、「意外に着心地が良かった」なんてこと、感じたこともあったハズ。20代から40代の男女1000名に聞いてみたところ、多くの人が身の回りのアイテムを恋人や家族とシェアしていることが発覚! 今ドキ男女のシェア度の実態を紹介します。あなたは、何をシェアしていますか?
目次
シェアするのは当たり前。シェア経験率70%超え!
Q:恋人やパートナーが使っているアイテムを使ったことがありますか?
ほとんどの人が「ある」と答えた中でも興味深いのは、既婚男女はそれぞれ80%を超えているということ。夫婦感ではもはや当たり前? 未婚者でも70%を超えているという結果に納得されている人も多いのでは?
具体的にシェアしているアイテムを男女別に聞いてみると、女性はシャツやTシャツが圧倒的多数。秋冬のトレンドコーデのひとつ、オーバーサイズなシルエットを楽しむボーイズファッションに合わせ、パートナーの洋服を借りるという傾向が見られます。男女どちらが着ても似合うデザインや色が多く、もはやアイテムに性別の区別はないというのが最近の傾向でもあります。
ちなみに、シャンプーやコンディショナーなどのヘアケアアイテムや電化製品、バッグなどが続き、セーターやコートなどもシェアしている人もいるとか。
一方、男性が女性用アイテムをシェアしているものといえば、ヘアケア剤のほか電化製品、スキンケア商品と続き、男性は女性の身の回り品、化粧品を重宝していることがわかります。さらにスキンケア商品をシェアする男性に“使用しているアイテム”を聞いてみたところ、化粧水、洗顔料が人気。
化粧品をシェアする理由について聞いてみたところ、男性でも「どうせ使うなら効果があるものがいい」という堅実主義。女性が使って「良し」とするなら自分も使ってみたい、と魅力を感じているようです。
スキンケア用品をシェアする、その要因とは…?
All About「スキンケア・コスメ」ガイドの清水裕美子さんに伺うと、今の時代ならではとのこと。
「男性の肌は丈夫だから洗いっぱなしでも大丈夫、なんて時代は過去のもの。今は見出しなみの一環としてスキンケアに気を遣う男性が増えています。もちろん、各メーカーから男性用化粧品も登場していますが、そのようなメンズ商品を知る機会がないというのも事実。これまであまりスキンケアに馴染みのない男性が参考にするといえば、奥さんや彼女など身近な女性がすすめてくれる、つまり女性たちが使っているアイテムを共有するケースが増えているのは自然な流れ」(清水さん)
ユニセックスなデザインや香りがシェア率をUP!
ファッションでも化粧品でもここまでシェア率が高まっている理由、それはデザインにあると、All About「レディースファッション」ガイドの宮田理江さんは言います。
「男女カップルの“友達化”や“シェアハウス化”が進み、ワードローブに関しても融通を効かせる傾向が強くなってきていますね。メンズウエアの要素をウイメンズに取り入れる“ジェンダーレス”の着こなしが定着。女性にとっても男性パートナーの持つアイテムは、自分の手持ちウエアと組み合わせてコーデの幅を広げる格好の“スパイス”になっています」(宮田さん)
化粧品においても同様だそう。
「化粧品メーカーからも女性向けだけど男性が使っても抵抗がないようなパッケージ、ユニセックスなデザインが多くなっています」(清水さん)
化粧品においてはさらに1歩踏み込んだ共有化が進んでいる様子。デザインだけでなく、テクスチャー、香りなど“感性”に至るまで好き・嫌いが似てきているとも言えそうです。
「それぞれが別のアイテムを揃えるよりも、共同で使用するほうが買い足すときも楽ですし、経済的にも無駄が少ないので、取り入れやすいのかもしれません」(清水さん)。
化粧品はもはや女性だけのものの時代ではないというのが今ドキ風。あなたはパートナーと何をシェアしていますか?
■調査概要
・調査日程:2016年9月20日(火)~9月30日(金)
・調査対象:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に居住している、
(1)子どものいない既婚男女
(2)特定のパートナーがいる未婚男女
(3)中学生から大学生までの娘と同居する母親
・有効回答者数:1,000名
・調査方法:インターネットリサーチ
・年代:
(1)20代129名、30代146名、40代125名
(2)20代172名、30代137名、40代90名
(3)30代13名、40代111名、50代76名
・性別:
(1)男性200名、女性200名
(2)男性199名、女性200名
(3)女性200名