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季節と肌

ダイエッターから熱視線! 脂肪を燃やす「MCTオイル」ってなに?

今テレビや雑誌で話題沸騰中の「MCTオイル」をご存知ですか? じつはこれ、“痩せる油”として、今ダイエッターが熱視線を送る、大注目のオイルなのだとか…。 油はダイエットの大敵なのになぜ痩せるの? どうやって摂り入れるのが効果的? そこで今回は、MCTオイルダイエットを始めたい人のために、2年以上MCTオイル生活を実践しているスーパーフード&ライフスタイルコーディネーターWOONINさんに、その魅力や上手な摂り入れ方を教えていただきました。

MCTオイルって、一体なに?

MCTオイルとは、中佐脂肪酸のこと。“MCT”とは、中鎖脂肪酸の英語Medium Chain Triglyceride略文字で、成分が100%中鎖脂肪酸というのが特徴だそう。

「中鎖脂肪酸は、コールドプレス製法のヴァージンココナッツオイルに60%以上含まれています。ヴァージンココナッツオイルもダイエットに役立つとブームになりましたが、その利点そのものが中鎖脂肪酸。MCTオイルは中鎖脂肪酸100%なので、ヴァージンココナッツオイルの利点を、より合理的に摂り入れることができるのです」

オイルなのに、なぜダイエッターにおすすめなの?

「MCTオイルの魅力は、何と言っても筋肉を残して脂肪燃焼を助ける働きがあること」とWOONINさん。代謝を促すので冷えが改善されたり、体脂肪をケトン体に分解する効率がアップするなど、ダイエッターにとっていいことづくめなのだそう!

「ダイエッターからMCTオイルが注目されるようになったのは、バターコーヒーを発案したデイブ・アスプリー氏の著書『Bulletproofダイエットブック』がきっかけ。米国の西海岸を中心に一気に火が付き、新しいダイエットとして「グッドファットイーティング」が注目されるようになりました。良い脂質を積極的に摂取することで、脂肪燃焼や抗炎症作用、脳機能アップ、日々のパフォーマンスがあがるという食事法が確立され、MCTオイルもグッドファットのひとつとして注目されるようになったのです。ココナッツオイルのように独特の濃い味やクセがなく、無味無臭という使いやすさも、受け入れられた要因のようです」

ちょい足しでヤセボディGET! かんたんMCTオイルレシピ

MCTオイルは、無味無臭でどんな料理にもアレンジしやすいものの、加熱調理はできません。MCTオイルの恩恵をたっぷり受けられるように、まずはWOONINさんおすすめのアレンジレシピからトライしてみましょう!

●バターコーヒー
[グラスフェッドバター、MCTオイル、単一豆コーヒーをミキサーで撹拌]

●オイルアサイースムージー
[アサイーピューレ、MCTオイル、冷凍ベリー、水をミキサーで撹拌]

●ドレッシングのオイルとして
[エクストラヴァージンオリーブオイル、MCTオイルをW使用]

●オイルごはん
[炊いた白米、MCTオイル、天然塩を混ぜる]

●好きなお料理にちょい足し
[スープや炒めもの、蒸し料理、ロースト野菜やお肉、お刺身、お寿司、納豆や卵掛けご飯の生卵などなんでもOK]

MCTオイルはまれに胃が気持ち悪くなったり、下痢を引き起こす場合もあるため、初めて摂取する場合はごく少量から始めることが重要。目安は、1日小さじ1杯から大さじ1杯ほど。その時の気分や体調に合わせて、少しずつ摂り入れてみましょう。

「MCTオイルは即効性を期待するよりも、続けることで効果を実感しやすくなります。毎日ちょこちょこ摂り入れて、半年、1年、2年と続けてみてください。私は2年間続けていますが、ハードなワークアウトをしなくても体全体が引き締まり、MCTオイルの恩恵を得ています。ボディラインが気になる季節に向けてダイエットを考えている人は、ぜひお試しください!」

取材協力 WOONIN スーパーフード&ライフスタイルコーディネーター

ローフード教室「R.A.W.」主宰。雑誌や書籍でレシピ開発やフードスタイリング、企業の商品開発などヘルシー&ビューティ業界で活躍中。スーパーフードへの深い知識と、ヘルシーで美味しいアレンジレシピ、おしゃれなスタイリング術に定評。