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肌スケジュール

ケアしてるのに…『やけやすい人』と『やけにくい人』の違いって?

一緒に海へ出かけても、すぐに黒くなる人と、少し赤くなるだけで元に戻る人がいます。同じ時間、同じ条件なのになぜこんなことが起こるのか、不思議に思ったことはありませんか? そんな、この時期になると気になってしまう「日やけの謎」について、美容エディターの藤井優美さんに詳しく解説していただきました。

「やけやすい」「やけにくい」はメラニン色素の“量”で決まる!

私たちの肌には、もともと紫外線によるダメージから細胞を守るメラニン色素が備わっています。紫外線を浴びてすぐに黒くなる人と赤くなるだけで元に戻る人の違いは、持って生まれたメラニン色素の「量」にあるようです。

「一人ひとりの肌の色を決めるのは、メラニン色素の量。色白の人はメラニン色素が少なく、地黒の人はメラニン色素が多いと言えます。そもそもメラニン色素は、紫外線ダメージから表皮細胞の核の中のDNAを守るために生み出されるものなので、すぐ黒くなるタイプの人はメラニン色素を生成しやすく、紫外線ダメージに対する防御力が高いと言われています」と藤井さん。

反対に、赤くなるだけで元に戻るタイプの人は、メラニン色素を生成しにくく、紫外線ダメージに対する防御力が弱いということ。やけにくい白い肌に憧れる人は少なくありませんが、すぐ黒くなるタイプの人以上に、しっかりケアをすることがマストに。

「赤くなるだけで元に戻るタイプの人は、若いうちから積極的にUVケアを行うことが重要になってきます。赤くなるのは、肌がやけどを起こしている状態なので、放ったらかしはNG! エイジングサインなど、深刻な肌トラブルにつながりかねないので、予防もケアも万全に」(藤井さん)。

「やけにくい肌」を目指すなら、保湿&UVケアを徹底!

すぐ黒くなるタイプのほうが、シミのリスクは低いよう。とは言え、紫外線ダメージに負けず、白い肌をキープしたいときはどうすれば?

「たっぷり保湿し、バリア機能を高め、日やけ止めで肌を守るという、基本のお手入れをしっかり行うこと。特に日やけ止めは塗りムラがあるとその効果が半減するので、均一に塗ることがとても大切です。紫外線の影響を受けやすい頬骨や鼻筋など、顔の高い部分から日やけ止めを塗りはじめましょう。また、あご下は紫外線の照り返しでうっかりやけしやすいパーツ。ここも忘れずにきちんと塗るように意識して」(藤井さん)

また、塗り方もなんとなくではダメ。しっかり塗り込もうとすると、かえって指の圧力でこそげ落としてしまう可能性があるため、伸ばすというよりは、顔全体に日やけ止めをスーッスーッと置いていくようなイメージで。

「絶対にやけたくないなら、日やけ止めをこまめに塗り直しましょう。最近はスプレータイプのものも出ているので、こうしたアイテムを活用すれば、メークの上からでも紫外線防御効果をアップデートすることができます。また、ファンデーションなどの顔料は紫外線散乱剤の役割を果たすので、ランチ後にパウダーを重ねてメークリタッチするのも効果的ですよ」(藤井さん)

抗酸化食材やビタミンCサプリで、もっとやけにくい肌に

肌は食べたものから作られているため、抗酸化力の高い食材を積極的に摂り入れるなど、体の中からアプローチしていくのも有効です。

「アウトドアやリゾート地に行くときなどは、事前にサプリなどでビタミンCを1000mg以上摂るようにすると、やけにくい体質を目指せます」(藤井さん)

やけにくい肌でも、日々のお手入れ不足でやけやすい肌になる!?

藤井さんによると、肌が乾燥していたり、敏感な状態になっていると、肌を防御するバリア機能が低下し、より日やけのダメージを受けやすい状態になってしまうのだとか。

「人には本来、紫外線をある程度ブロックする機能が備わっているのですが、加齢などさまざまなストレスでその機能が低下すると、やけやすくなったり、やけた色が戻りにくくなったり、さらにはシミなどの目立つ色ムラが現れたりと、厄介な肌トラブルが起こりやすくなります。以前よりやけやすい、やけた色が戻りにくいと感じたら、まずは保湿ケアの見直しを。肌をうるおいできちんと満たしてバリア機能を高めるお手入れを徹底しましょう」(藤井さん)

「やけやすい人」も「やけにくい人」も、基本の保湿&UVケアをしっかりと。365日コツコツ続けて、太陽の下でも透明感あふれる健やかな素肌で過ごしましょう。

text/Naomi Sakai

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取材協力 藤井 優美(ふじい ゆうみ) 美容エディター

All About「アンチエイジング」ガイド。美容業界歴25年以上。美容専門編集プロダクション「dis-moi」主宰。美容専門誌、女性誌の美容記事の企画・制作・執筆をはじめ、コメンテーターやアドバイザー、セミナー講師として活動。元エステティシャンという経歴を生かし、コスメ開発やエステアドバイスも行う。

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