カサカサ乾燥肌&粉吹き肌を徹底改善! 原因と対策をご紹介
多くの女性が抱える肌悩みといえば、乾燥。出勤前のメークアップ時に化粧が上手くのらなかったり。退社後に鏡を見てびっくり、乾燥して肌が粉を吹いている! 働く女性なら一度は経験があるのでは? 乾燥肌を自覚しつつも大きな症状が現れることがなく気にしていなかった人でも、20代後半から徐々に肌の変化を実感することが多いようです。加齢とともに深刻化する乾燥肌を少しでも改善・予防するためには、早めの対策が肝心。手の施しようがないほど悪化する前に、乾燥肌についての知識と原因をしっかり身につけて、自信の持てる素肌を手に入れましょう。
目次
カサカサ乾燥肌を招く要因とは?
そもそも乾燥肌とは、肌の潤い・水分が不足している状態のことを指します。水分と脂質で構成された皮脂膜のバリア機能が低下した場合、肌の組織が水分を失ってうまく結合せず、ツッパリ感が現れたり固くなったりするのがドライスキンです。一方、肌の表面が皮脂に覆われ、ベタつき・テカリといった症状が現れる肌タイプは、実は“隠れ乾燥肌”の可能性が。余分な皮脂の分泌の主な原因も水分と油分のバランスの崩れによるもので、肌内部の水分量が不足して乾燥するインナードライ(乾燥性脂性肌)と呼ばれています。
20代後半〜30代の乾燥肌の主な原因とは、ターンオーバーの乱れです。角層細胞が新しく入れ替わり、バリア機能を維持するターンオーバーは、年齢を重ねるごとにその周期が長期化します。加齢の他、誤ったスキンケアや肌への栄養不足も乱れを加速させる大きな要因。さらに、日々蓄積される紫外線によって刺激を受けた肌は、防御機能が働いて角層を厚く積み上げる“角質肥厚”を起こすことがあります。正しいケアを怠ると状態が悪化し、角層が乾燥しやすくなり粉ふき肌を導いてしまうのです。
あなたのスキンケア方法間違っているかも!? 今すぐ見直すべき乾燥肌対策
誤ったスキンケアを見直すため、陥りがちな間違ったスキンケア方法のポイント1〜3を参考に、今すぐ正しい乾燥対策に取り組んでみて。
ポイント1:「落とす」ことの重要性
乾燥肌だからとクレンジング&洗顔をスキップするのはご法度。汚れが残ったままの状態は不衛生なうえに、保湿アイテムが浸透しにくくなります。まずはクレンジング料をメークになじませてから、ぬるま湯でしっかりすすぎます。洗顔料は節約せず適量をたっぷり手に取り泡を立て、圧をかけずに優しく汚れを落としましょう。
ポイント2:「肌状態&年齢」に合わせたアイテム選び
季節や食生活、ホルモンバランスによって肌状態は大きく左右されます。カサつきが気になる時にはコットンに化粧水を浸して肌に乗せる、“化粧水パック”で潤いを与えたり、水分たっぷりのジェルクリーム等に切り替えるなどして水分補給を。肌がゆらぎやすい季節の変わり目には洗顔料をミルクやフォームタイプなど肌に優しいものにして、基礎化粧品も低刺激のアイテムに切り替えるなど日々の変化に合わせたケアを。30代へ突入したらアンチエイジング効果の高い保湿ケアや美容液をプラスするなど、乾燥に負けない保湿ケアを万全に。
ポイント3:肌への負担が少ない「ベースメーク」選び
化粧下地&ファンデーションといったベースメークは、塗り重ねるほど乾燥を招きやすく、メーク崩れの要因となります。BBクリームなど肌に負担をかけずカバー力のあるスキンケア効果を持ったアイテムを選ぶことが、乾燥肌対策としては吉。量は極力少なくし、顔の中心から外側に向かって放射状に薄く塗り広げていきましょう。小鼻周りや毛穴が気になる部分にパテタイプの下地を仕込んでおくと、テカリにくくなりメークのもちがアップします。
先手必須! 外的要因から乾燥肌を予防
紫外線対策
一般的に、紫外線はシミ・シワの原因と考えられていますが、実は乾燥も悪化させる外的要因の一つ。肌内部に紫外線が侵入することで、バリア機能が低下して水分が蒸発しやすくなるのです。微量な紫外線を日々蓄積しないために、一年中UV対策しましょう。
エアコン対策
働く女性にとって、オフィスの冷房・暖房も乾燥肌を招く天敵です。出社時の朝と退社時の夕方で大きくメークが崩れる人は、乾ききったオフィス内の環境によるもの。デスクの上に置ける一人用コンパクトサイズの加湿器を活用して、空気を潤わせることで乾燥を予防してみては?
食べ物を変える
体内に取り込む食事は、保湿力を高めて肌の乾燥を内側からケアするビタミン豊富な食べ物を積極的に摂取するよう心がけを。小腹が空いた時には肌のターンオーバーを促し、角層を丈夫にしてくれるビタミンBを多く含むミカンを摂取してみて。3時のおやつはスナック菓子ではなく、肌の細胞まで酸素と栄養を届ける手助けとなるパルミトレイン酸を含むマカダミアナッツにするなど、工夫を。作業中のドリンクを、コーヒーではなくトマトジュースにするのもオススメ。口に入れる食べ物を意識的に変えるだけで、お腹を満たしながら手軽に乾燥肌対策が可能になります。