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季節と肌

肌が疲労困憊な秋こそ!“無添加化粧品”のすすめ

「夏が終わったらしっかり保湿して、エイジングケアをがんばらなくちゃ」。そんなふうに焦って、いきなり高機能なアイテムでスキンケアをしていませんか? でもちょっと待って。エアコンや紫外線、急激な気温低下など、まだまだ夏のダメージを引きずるこの時期の肌は、免疫力や抵抗力が弱まって、決して本調子とは言えない状態です。

シワやたるみが気になるとは言え、今の段階でアクティブなお手入れをしても、かえって肌に負担がかかったり、思うような手応えを得られない可能性が大! だからまずは、シンプルなスキンケアで肌本来の健やかさを取り戻し、高機能化粧品がきちんと響く肌状態に整えることが大切です。

そんなこの季節のお手入れにおすすめなのが、無添加化粧品。デリケートなこの時期の肌にも負担をかけにくく、健やかな肌状態に導いていく、季節の変わり目にこそ頼りになるアイテムです。

無添加化粧品のメリットって?

高機能なエイジングケア製品ほど、肌悩みを少しでも早く解決するためのさまざまな添加物が加えられています。一方、“無添加化粧品”と呼ばれるものの多くは肌に極力負担をかけずに、健やかに整えることがいちばんのミッション。必要最小限の成分でつくられているものが多いため、「すぐにハリが出る、小じわが目立たなくなる」というようなわかりやすい手応えの即効性はないかもしれませんが、肌をじっくりケアして本来の健やかな状態を取り戻したい時には、無添加化粧品のほうが向いているとも言えます。

無添加化粧品にも種類がある! 賢い選び方とは?

ひとことで“無添加化粧品”と言ってもその種類はさまざま。「あらゆる添加物が入っていないこと」と思われがちですが、一般的にはタール色素などの人工着色料、人工香料、合成界面活性剤、紫外線吸収剤、鉱物油、合成防腐剤、シリコンオイル、合成ポリマー、アルコールなど「肌に負担をかける可能性のある特定の添加物を排除したもの」のことを無添加化粧品と呼ぶことが多いようです。

合成界面活性剤が入っていなくてもパラベンや香料が入っていたりと、各製品によって何が入っていて何を排除しているから“無添加”を名乗っているかはさまざま。また人によってどんな添加物がダメージ要因になるかも違うので、日頃から肌とスキンケアの相性を良く観察して、極力処方がシンプルなものを選ぶようにするといいでしょう。

ちなみに、オーガニックコスメのような自然派コスメと混同されがちですが、自然派コスメはこうした合成化学物質を使わずに、自然由来の原料で代用しているもののこと。少しニュアンスが違いますが、どちらも肌を健やかに保つために原料にこだわっているコスメであると言えます。

成分だけじゃなく使い方にこだわるのも大事!

無添加化粧品に変えたのに、肌の調子がイマイチあがらない……そんなふうに感じたら、成分だけでなく使い方にも気を配って。少ない泡でごしごし洗顔したり、パッティングの際に力が入りすぎていたり、用法・容量を無視してしまえば、いくら穏やかなアイテムを使っていても逆効果になることも。

それから過度なストレスや睡眠不足、栄養バランスの乱れもスキンケアの効きを悪くするモト。肌をじっくりメンテナンスする時期だからこそ、ライフスタイルまでひっくるめて健やかに整えていくことが、健やかな美肌への近道です。

無添加化粧品は“効かせどころ”を知っておくと、ここぞという時に本当に頼りになるアイテム。肌がゆらぎやすい今の季節のお手入れルーティンに組み込んで、本格的な乾燥シーズンでも堂々と戦える健やかな素肌を手に入れてくださいね。

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