スマホやパソコンのやりすぎ!? 加速気味な目もと老化を防ぐアイケア術
スマホやパソコンが日々の生活になくてはならないものになっている私たち。けれどもそれは、目もとの老化を加速させる原因にも…! とは言えやめられないからこそ、どうしたら上手に付き合いながら目もとケアができるかが、エイジングケアの鍵。お疲れアイをケアするためのコスメの使い方をアロマテラピーガイドの橋本さんに伺いました。
目次
Q.スマホなどのモバイル生活が目もとに与える影響って?
至近距離で見ることの多いスマホは、ピント合わせのために水晶体を酷使するため、ドライアイなどを加速させるとも言われています。また、スマホやパソコンが発する「ブルーライト」は大きなエネルギーを持っており、網膜に影響を与える強さだと言われています。加えて外気が乾燥してくるこれからの季節は、肌の乾燥はもちろん、全身の血流が悪くなりがちです。そうすると皮膚のうすい目周りは体液の滞りがクマとなって現れたり、見た目にも疲れが現れやすくなってしまいます。つまりはこれからの季節は一年の中で、より目もとケアを重視することが大切になってきますね。
Q.目もとの老化防止のためにすべきことは?
●お風呂でリラックスしながら眼精疲労マッサージ
目の周りは眼輪筋という筋肉が眼球を丸く囲むように包んでいます。これらを目頭側から外に向かって刺激しましょう。血流が滞りやすいこれからの季節は、お風呂でマッサージするのが効果的です。さらに眼精疲労に効果のあるアロマオイルを取り入れれば、一石二鳥ですよ。
(1)指先の滑りをよくするため、オイルやクリームを目周りに塗る。オススメは、ホホバオイル小さじ1杯にフランキンセンスのエッセンシャルオイルを1滴ブレンドしたもの。クレオパトラも愛したフランキンセンスの香りは気持ちを鎮めてくれる効果が。
(2)中指と薬指の腹を使い、眉頭から眉尻、目の下を通って円を描くように目の周りの骨に沿ってマッサージする。眉の下には眼精疲労に効果的なツボがあるため、イタ気持ちいい程度の圧をかけてもOK。目周りを優しく2〜3周。目の周りはデリケートなので、目のキワから1センチほど外側をくぼみに沿って塗るのがおすすめ。
(3)そのまま、指の腹を眉尻→耳の下まで滑らせる。耳下の「耳下腺」というツボをイタ気持ちいい程度にプッシュし老廃物を流す。
(4)プッシュした「耳下腺」から、首の脇を通り、鎖骨へ指をすべらせる。鎖骨のくぼみ部分をプッシュし老廃物を流す。
●気づいたらできるギュッ、パッまばたき体操
モバイル生活を送っていると、気づかないうちに瞬きの回数が減り、ドライアイを助長しがちです。目をギュッとつぶって見開くことは、目の周りだけでなく顔全体の筋肉をほぐす動作にもなるので、眼精疲労だけでなく表情筋のストレッチ効果も期待できます。日中、トイレに行ったときなどやってみるといいですよ!
ギュッと目をつぶりながら、顔全体を絞ったような表情にする。次にパッとすべてを見開いたような表情をして筋肉を動かす。
Q.アイケアアイテムはどう選べばいいの?
これからの時期は、肌の乾燥が加速するので、こっくりとしたクリームタイプがオススメ。目の周りは皮膚が薄いのでリッチなタイプを夜のアイケアに使うのが効果的です。特にクマが気になる人は、ビタミンが豊富で血行を良くしてくれるタイプのものを。水分量が多いセラムやジェルタイプは、日中のリフレッシュと保湿を兼ねてポーチに入れておくと24時間体制でアイケアができますよ。
効果的に塗るには、上まぶたに3か所クリームを点置きします。目頭→目じりの方向でクリームを伸ばしながら塗り広げましょう。次に下まぶたも同様に3か所点置きし、目頭→目尻に向かってマッサージするように塗広げればOKです。
疲れがたまるこの時期、アイケアで目元をこまめに労わってあげましょう。