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エイジングケア

35歳からご用心! 大人のための肌ケア講座

アイラインがキマりにくくなったり、たっぷり睡眠をとったつもりなのに「疲れてる?」と心配されたり、「これさえ使っていれば」と思っていたアイテムが、なぜか物足りなく感じたり……。30代後半、突如訪れるこうしたサインは“スキンケアを見直して”という肌からのSOS。30代後半特有の肌環境のこと、そして今始めるべきケアについて、美容ライター・宇野ナミコさんが徹底指南!

30代後半に、肌の調子がガクッと落ち込むのはなぜ?

「25歳はお肌の曲がり角」とよく言われますが、肌変化を実感する“第二波”がやってくるのが35歳ごろ。

宇野さんによると、これは30代後半の日本女性特有の多忙なライフスタイルが関係しているとか。

「30代後半以降の肌は、加齢とともに皮脂の分泌量やうるおい保持力といった、基本的な肌機能が低下していきます。それに加え、30代後半から50代半ばまでの日本女性は、仕事で責任のある立場を任されたり、家族のケアが発生したりと、ライフステージの中でも多忙な時期に。そうした疲れやストレスから、カラダ全体の機能低下が起こり、肌の代謝機能や免疫機能もダウンすることも。肌本来の新しい細胞や組織への生まれ変わりのリズムが乱れがちになり、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなるのです」(宇野さん)

“肌が求めるケア”にアップデートして、見た目印象をアップ!

合わないスキンケアを続けていると、肌にもストレスが…! そうなってしまってからでは、リカバリーするのは大変です。だからこそ、肌が求めるケアをきちんとできているのか定期的にチェックしておくことが大切です。

下の項目のうち、ひとつでも心当たりがあればお手入れの見直し時。今の肌にベストなケアを目指して。

【今のスキンケアでOK? 大人肌のSOSサインをチェック】

●きちんとお手入れしているはずなのに、イマイチ手応えを感じない。

●たっぷり寝た翌日でも、肌の疲労感がとれないことがある。

●まくらの跡やマスクの跡が消えにくくなった。

●アイラインやリップラインがキマりにくくなった。

「今までどおりのお手入れなのに、手応えを感じにくくなるのは、今の肌に必要なものと日々のお手入れが合わなくなってきた可能性が。また、たっぷり眠っても疲れて見えたり、まくらやマスクの跡が消えにくくなったり、アイラインがキマりにくくなったと感じたら要注意。初期の段階で対処するのがオススメです」(宇野さん)

さっぱりケアから卒業! 油分を賢くチャージして肌の土台を整えよう

皮脂分泌がさかんな20代までとは打って変わって、“二度目の曲がり角”を迎えた30代後半は、テカリがちだった肌ですら乾燥を感じやすくなるもの。いかに賢く「油分補給」するかが、その後の肌の命運を分けることに。

「日本女性はベタベタ感を敬遠して、乳液やクリームを好まない傾向にありますが、やはり一定年齢以上を越えたら『物理的にしっかり守ってあげること』『うるおいを抱える構造の強化』が大切です。そのためには油分の補給が欠かせません。皮脂分泌が盛んな20代の頃と同じさっぱりケアを続けていると、乾燥や肌荒れの悪循環を招くなど、肌の調子が乱れがちに。油分と水分をバランスよく補給して、肌本来のチカラを立て直してあげましょう」と宇野さん。

また、どんなに高機能なスキンケアを使っても、日々のクレンジングや保湿がおざなりになってしまえばすべてが水の泡に……。

「メークをきちんと落とす、しっかり保湿するというベーシックなケアは、毎日のことだから、ときにルーティンな作業になりがち。時間をかけたケアが難しくても、この基本のお手入れは、なるべく丁寧に行って。ベーシックケアでコツコツ肌体力をつけてこそ、キレイを育む土台が整えられます。同じく土台という意味では、睡眠時間を確保することも大切。細胞の生まれ変わりや、体調安定に関与する睡眠は、キレイのために欠かせない存在です」(宇野さん)

30代後半からのスキンケアは、「シンプルさ」と「高機能」で選ぶ

スキンケア選びに迷ったら、「水分と油分がバランスよく配合されたもの」や「これまでより保湿力をきちんと実感できるもの」を。また、ライフステージにあったものを選ぶことも、この先ずっと自信の肌であり続けるためのカギに。

「前述のとおり、この年齢の女性たちの毎日は、ONもOFFも多忙そのもの。限られた時間の中でマルチタスクをこなさねばならないため、日々のケアには、シンプルかつ高機能なアイテムが頼りになります。あれこれ使わないことで肌の負担を軽減するという意味でも、季節の変わり目などに重宝するはず」(宇野さん)

シンプルだけど高機能! ワンステップでハリ・つや・うるおいを叶える「ミルキージェル エンリッチ」

見た目印象の岐路に立たされている30代後半。仕事にプライベートに多忙を極めるライフスタイルのなかで、ハリやうるおいに満ちた肌をキープしていきたいなら、化粧水+乳液のW保湿がひと塗りで叶うアベンヌの「ミルキージェル エンリッチ」をチェック!

①ワンステップでハリ・つや・うるおいをチャージ

洗顔後のモイスチャーバランスをワンステップで整えてくれるから、バタバタな朝もお疲れモードな夜も、スピーディにうるおいに満ちたなめらかでつやのある素肌へ。

②濃密ハリ肌に着目したエイジングケア*複合成分配合!

南仏アベンヌ村に湧き出る肌にいい水「深層ミネラル温泉水」と、アボカド油やヤシ油などの植物由来成分をベースに、大人の肌に不足しがちなハリ・つや・うるおいに着目したエイジングケア*複合成分を配合。うるおいをギュッと閉じ込めて、しなやかでハリのある肌に整えます。

③五感に響くなめらかなテクスチャーと華やかな香り

肌の上をなめらかにのびて、スッとなじむ、うっとりするほどなめらかなテクスチャー。ベタつきのない心地よいうるおい感で、大人の肌を満たします。お手入れタイムを至福のひとときにする、フローラルやグリーンのフレッシュで洗練された香りも魅力です。

「まるでヨーグルトのようにふるふるとした、なめらかな感触が印象的。肌の上でホワッととろけ、みずみずしくうるおいが広がっていきます。アボカド油やスクワランなど、適度にオイル成分を含んでいるのにベタつかないのも魅力。乳液すらスキップする油分嫌いの人や、手の込んだケアが難しい多忙な毎日を送る人、乾燥が進んできた大人の肌に、朝も夜も寄り添ってくれる1品だと思います。肌と心を柔らかに包み込んでくれるような、ほんのりやさしい香りもいいですね」

肌の状態が特に気になる日は、厚めに塗ってパック使いするのもおすすめ、と宇野さん。ワンステップでしっかり保湿できるだけでなく、ひとつのアイテムでいろんな使い方ができるのも嬉しいですね。スマートな保湿ジェルクリームをお守りに、キレイも仕事もプライベートも充実した毎日を!

* 年齢に応じたスキンケアのこと

text/Naomi Sakai

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取材協力 宇野ナミコ(うの なみこ) 美容ライター

大学卒業後、女性誌の美容班アシスタントを経て独立。現在女性誌の美容記事をはじめ、美容関連のWEBサイトや広告の制作を手がける。担当分野はスキンケアを中心に、メイクアップ、香水、ヘアケアまで幅広く、美容医療の進化に注目する一方で、オーガニックコスメへの関心も高い。