この時期こそ油分が大切! クリーム美容のすすめ
じめじめした気候に引っ張られるように、何だか気持ちがのらずに肌も元気がない…。そんなときは、お手入れの最後に使うクリームにいま一度注目してみては。 美容成分をギュッと閉じ込め、内からわき上がるような元気な肌を取り戻しましょう。
目次
乳液とクリームの違いって?
保湿ケアの最後に使うクリーム。まずはその役割について触れてみましょう。洗顔で汚れを落とし、化粧水で水分を補給、その後、美容液で肌の悩みに応じた栄養を補給するのが基本のステップ。乳液やクリームは、最後に入れ込んだ水分や美容成分を逃がさないための“フタ”の役目を果たしています。
では、同じ“フタ”の役割を果たす乳液とクリーム。その違いは何なのでしょうか?
乳液は水分と油分がバランスよく配合されており、さっぱりとした質感が特徴です。それに比べてクリームは油分をメインとして処方されているもの。さまざまな“フタ”の中でも一番重いのがクリーム。例えるなら丈夫なホーローや、圧力鍋のフタのようなイメージです。
肌が弱っているときは、肌を守りながら栄養分を送り届けて逃がさないようにしてあげることが大切。だからこそ、夏のお疲れ肌にはクリームケアが必要なのです。
夏におすすめなのは、軽めの水系クリーム
美白やアンチエイジング、保湿など、さまざまな効果がうたわれているクリーム。どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね? ずばり、べたつきの気になる初夏のクリームとして手にしてみてほしいのが、水分が多めに含まれた水系のクリーム。ウォータークリームと銘打っていたり、“ライト”とか“さっぱり”と表示されたものがおすすめです。使い心地はさっぱり! なのに頑丈な“フタ”としての役割はきっちり果たしてくれます。
基本的な使い方は、手のひらに適量とり、反対側の指で軽く混ぜるようにして温めます。額、両頬、あご、鼻先の5点にクリームを適量のせ、優しく広げて最後に手のひら全体でハンドプレスをするだけ。アロマ系の香りのものなどは、ハンドプレスをした際に深く香りを吸うように深呼吸してみましょう。頭や体がほぐれリラックス効果も高まります。
また、クリームはアイデア次第でいろいろ使えるのも魅力のひとつ。元気な肌に一度でパワーチャージができる裏ワザ的な使い方をご紹介します。
● 眠る直前の重ね塗りで睡眠パック
夜、化粧水、美容液、乳液(べたつきが気になるなら省いてもOK)でお手入れをしたあと、クリームをなじませます。さらに、ベッドに入る直前にクリームを顔全体にもう一度塗って眠るだけ。乾燥の気になる目元や口元にはたっぷり塗りましょう。寝ている間に美容成分がグッと浸透し、朝起きたときの肌がもっちりしているはず。洗顔後もふっくら感の続く肌は、やみつきになりますよ!
● マッサージしながら肌の血行をアップ
クリームは肌のすべりをよくしてくれるのも特徴。たっぷりとって顔全体に塗り、マッサージしながらなじませるのも◎。顔の内から外、下から上に向かってクルクルと円を描くようにしながらなじませます。フェイスラインはデコルテに向かって上から下に溜まった水分を流すようなイメージでなじませて。余裕のある朝のメイク前に行えば、肌のトーンがワントーン明るくなるのを実感できるはず。
● 朝のべたつき&時短回避におすすめのハンドプレス塗り
朝時間がないときのクリーム使いのワザが、手のひらにクリームなじませて、その手で顔全体を覆うようにハンドプレスしながらなじませるという方法。“塗る”のではなく、手に広げたクリームを顔に移すようなイメージです。これならべたつくことなくもっちりとした肌になり、朝のメイクにすぐにとりかかれます。
参考:美肌茶房http://bihadasabo.jp/jyuku/kisokouza_011.html
スキンケア大学http://www.skincare-univ.com/