幼い頃の習慣が原因!? 赤ちゃんから始める!美肌20年計画
みなさん、スキンケアを始めたのはいくつの時でしたか?そう言えば思春期のころだったかな……?という方が大半なのかもしれませんね。
じつは、赤ちゃんの頃に正しいスキンケアができていると、大人になってからも健やかな肌をキープしやすいという説があるんです。もしも、やまない肌トラブルの原因が、幼い頃の誤ったスキンケアにあったとしたら…?
そこで今回は、大人になっても悩み知らずの赤ちゃん肌をキープするための、“正しい”ベビースキンケア術をご紹介します。何もわからない赤ちゃんのうちからママがきちんとケアしてあげることで、自然と正しいスキンケアメソッドが身に付きやすくなりますよ。
目次
赤ちゃんの肌の構造を知る
赤ちゃんの肌は、大人の肌とはまったく別もの。大人の感覚でケアしようとするのは御法度です。そこで今回は、ベビースキンケアのエキスパート・夏目円さんに、赤ちゃんの肌の構造や正しいスキンケアについてうかがいました。
Q. 赤ちゃんの肌と大人の肌は、どこが違うの?
「赤ちゃんの肌を触ってみると、羨ましくなるほどすべすべとしていますが、その反面、大人の私たちよりかなりデリケート。バリア機能も未熟で、皮脂量や水分量もとても少ない状態です。紫外線や乾燥など、外的ストレスにさらされると、とたんに肌トラブルが起こってしまうので注意が必要です」と夏目さん。
角層は大人でも薄さ0.1mm以下。赤ちゃんの肌はさらに薄いので、どれだけ繊細なのかがよくわかりますよね。大人にとって良いとされているケアや製品でも、赤ちゃんにとっては逆効果ということも十分ありえるので、まずは赤ちゃんの肌が非常に繊細であることをきちんと理解したうえで、スキンケアにのぞみましょう。
あらゆる肌トラブルのもと、乾燥には特に注意を
乾燥はあらゆる肌トラブルを招くもと。ベビースキンケアは、赤ちゃんの肌をつねにうるおいで満たしてあげることが重要です。
「大人に比べて水分量がとても少ない赤ちゃんの肌にとって、冬場は過酷そのもの。湿度や気温が低下しがちなので、乾燥トラブルを起こしやすくなります。大人の私たちでさえ保湿にてこずるくらいですから、赤ちゃんの肌は特に入念に保湿ケアを。注意したいのはお風呂上がり。水分が蒸発して乾燥しやすいタイミングです。タオルで水分をふきとったあとに保湿ケアを忘れずに」(夏目さん)
Q. やってはいけないこと、注意すべきポイントは?
「先ほども申し上げたように、赤ちゃんの肌はデリケート。決して丈夫だと思わずに、細心の注意を払ってケアしてあげてください。また“赤ちゃんの肌は敏感なので、何もしないほうがいい”という意見を耳にしますが、コレもNG。敏感な赤ちゃんの肌だからこそ、保湿を最優先とした優しいスキンケアをきちんと行って」(夏目さん)
赤ちゃんの肌は、3ヶ月を過ぎたあたりから皮脂の分泌量が急激に低下。肌のうるおいを守るバリアが弱くなり、外からの刺激を受けやすくなってしまうため、この時期は特に注意が必要です。また、デリケートな肌に刺激は大敵! 外出できるようになったら紫外線にも気を付けて。
Q. ベビースキンケアには、どんなアイテムを選ぶべき?
「刺激の強い成分が入っているものは極力避けること。スクワランなど、保湿力が高く穏やかな使用感の保湿成分を使用しているものを選ぶといいでしょう。赤ちゃんは特に香りやテクスチャーに敏感です。肌すべりが悪いもの、香りの強いものも避けてください。無香料、無着色のものがおすすめです」(夏目さん)
大切な赤ちゃんの肌が10年、20年先も健やかな肌でいられるように、正しいベビースキンケアで乾燥をなるべくブロックする習慣があると良いですね。