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赤ちゃんスキンケア

どうして泣くの…? 赤ちゃんが笑顔になるハッピーお風呂術

とにかく赤ちゃんは汗っかき。身体が小さいにもかかわらず、汗腺の数は大人と同じ。そのうえ体温も高いため、すぐにパジャマが寝汗で湿ってしまったり、頭が汗でびっしょり濡れてしまったりしてしまうのです。

だからこそ、こまめにお風呂に入れてあげたいものですが、お風呂嫌いの赤ちゃんは意外と多いもの。なかには、お風呂に入る気配を察知しただけで泣き出してしまう子もいるのだとか……。

お風呂は赤ちゃんとのスキンシップを楽しむ大切な時間でもあります。ストレスにならずお互いハッピーに過ごせるよう、日本最大級のマタニティメディア「ニンプス」編集長・小林博子さんに、お風呂嫌いを克服する“とっておきのメソッド”を教えていただきました!

お風呂嫌いな赤ちゃんが多いのはどうして?

お風呂が嫌いになる理由はさまざまですが、小林さんによると、「新生児〜ねんね期」と「おすわり期以降」の赤ちゃんとでは、お風呂で泣き出してしまう理由が少し異なるそう。

●新生児~ねんね期

“お風呂は羊水の中でぷかぷか浮いていた頃を思い出してリラックスできる”という説があるくらい、どちらかというと、この頃の赤ちゃんはお風呂好きな子が多いそう。しかし……

「お風呂やお湯の温度を快適に保つことや、怖がらないためにガーゼをお腹にかけてあげるなど、沐浴の基本ができていないと、泣いて嫌がることも。また、肌と肌が触れ合うからこそ、親が緊張していたり、イライラしてしまったりすると、その感情がそのまま赤ちゃんに伝わってしまいます。ママもゆったりリラックスして、笑顔でいることも大切ですよ」

●おすわり期以降

お湯や水自体を怖がるようになったり、石けんが目に入って痛い思いをしたりと、過去のお風呂場での経験から“嫌い”という感情が生まれてくる時期。また、お腹がすいていたり、眠かったりと、お風呂に入れるタイミングが悪いと嫌がりやすくなるそう。

「特にNGなのは、頭からジャーッとお湯をかけること。赤ちゃんは顔が濡れるのをとても嫌がり、ちょっとでも濡れるとびーっと泣きだしてしまいます。ガーゼやハンドタオルでやさしくからだを拭いてあげましょう」

赤ちゃんがお風呂が楽しくなる裏ワザ3

1、“水=楽しい”と思わせる

「タオルに空気を入れてブクブク遊びをしたり、お気に入りのおもちゃと一緒に入ったりすると、遊びの延長のような感覚になり、水への抵抗が少なくなります。シャンプーの泡でキューピーちゃんにしたり、お風呂上がりに授乳するなど、お風呂と楽しいことを関連づけることもおすすめです」

2、とにかく話しかける

「親が無言でいることも、赤ちゃんを不安にさせる要因に。大泣きしてしまっても、あらあら大変ねとおおらかに構えて、やさしく声をかけながら身体を拭いてあげると泣き止むことも。また、ワントーン高い声で“気持ちいいね〜、きれいになったね〜、サッパリするね〜”などと話しかけたり、歌や手遊びも赤ちゃんがご機嫌になりやすいので、ぜひやってみましょう」

3、奥の手・お風呂絵本を活用!

「お湯の温度に気をつけても、歌を歌っても、話しかけても泣き止まない! そんな時には、お風呂をテーマにした赤ちゃんのための絵本を読んであげましょう。お風呂の気持ちよさ、楽しさはもちろん、自宅のお風呂から空想の世界が広がっていくワクワク感が、毎日のお風呂を待ち遠しくさせてくれるはずです」

「ゆげゆげお」文/こさかまさみ 絵/またきけいこ(福音館書店)
「おふろ大好き」文/松岡享子 絵/林明子(福音館書店)
「おふろでちゃぷちゃぷ」文/松谷みよ子 絵/いわさきちひろ(童心社)

暴れるほどイヤがっている時でも、赤ちゃんの髪やからだを上手に洗うコツは?

大泣きしてしまったら、まずはいったん、ぎゅっと赤ちゃんを抱きしめてあげましょう。肌と肌が触れていることで安心し、自然と泣き止みます。

それでもだめなら、抱っこしてお風呂に一緒に入り、ゆらゆらしながら、お風呂のなかで汗をかきやすいところだけをやさしくお湯洗いしてあげましょう。

毎回毎回、「すみずみまできちんと洗わなきゃ!」と思わないこと。お湯につかるだけである程度汗や汚れは落ちます。「1日〜2日、お湯だけでも大丈夫」と気持ちをおおらかにもつことも時には大切ですよ。

赤ちゃんの肌を洗うスキンケアはどんなものがいい?

赤ちゃんの肌はとてもデリケート。だからこそ、毎日のお風呂で使うボディソープは、やさしさにこだわってあげたいですよね。では、どんなものが理想的?

「合成界面活性剤や合成香料保存料などは、赤ちゃんのお肌のトラブルの原因になりかねないため、避けたほうがベターです。また、泡立ちや泡切れが良いこと、香りが穏やかであることも、赤ちゃんをお風呂嫌いにさせないための大切なポイント。五感が敏感な赤ちゃんが気持ちよく使えるものを選んであげましょう」

ベビーソープとしても使える! 汚れ落ちとうるおいを両立した「リッチ ウオッシュバー」

皮膚が薄く皮脂の分泌が少ない、デリケートな赤ちゃんの肌を清潔に保つには、刺激の少ないベビーソープがマスト。アベンヌの「リッチ ウオッシュバー 」は、赤ちゃんにも使えるやさしさと、つっぱり感のないしっとりなめらかな洗い心地が魅力です。

①洗顔後もしっとりなめらか

ミツバチの巣から抽出される天然油分ミツロウ※を配合した、保湿効果の高いクリーム成分「アベンヌ コールドクリーム成分」を配合。不要な汚れをきちんと落としながらも、うるおいはきちんとキープ。つっぱり感なく、しっとりなめらかな肌に洗い上げます。

②低刺激洗浄ベースで肌にやさしい

3ヶ月の赤ちゃんから使える、肌にやさしい洗浄ベースを使用。顔にもボディにも使えます。

③キメ細かいクリーミーな泡立ち

キメ細かな泡でやさしく包みながら、軽い感触で汚れをすっきり落とします。

「赤ちゃんの肌は、泡でやさしく洗うこと、短時間でさっと洗ってあげられることが大切。この石けんは、ふんわり柔らかい泡がすぐにもこもこに立つので、とても便利ですね。赤ちゃんはみんな乾燥肌なので、やさしい洗い心地はもちろん、しっとりとした洗い上がりも◎。香りも強すぎず、赤ちゃんのお風呂が快適になりそうです」(小林さん)

お風呂は毎日のことだからこそ、赤ちゃんはハッピーに、ママはラクちんになるのがいちばん。いろんなワザを試しながら、赤ちゃんとのバスタイムを満喫してくださいね。

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取材協力 小林 博子 マタニティ メディア「ニンプス」編集長

妊婦さんの3人に1人がアクセスする日本最大級のマタニティメディア「ニンプス」編集長。自らのお腹で試した妊娠線ケアコスメの数は50個以上。子育て情報サイトや雑誌などでマタニティ&ベビーアイテム記事の監修も多数行っています。