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赤ちゃんスキンケア

生後1ヶ月が肝心! 赤ちゃんのためのボディケア術

いつまでもしっとりモチモチじゃない!? 生後1〜2ヶ月の肌トラブルに注意

しっとりすべすべでマシュマロのように柔らかな赤ちゃんの肌。スキンケアなんていらないのでは……と思われがちですが、実は生後間もない時期と生後1~2ヶ月頃とでは、赤ちゃんの肌状態は違うそう。“いつまでも無敵”というわけではないようです。

「生後間もない赤ちゃんの肌は、『胎脂』という天然の保湿クリームに包まれているので、乾燥や外部刺激といったダメージはさほど受けません。そのため私が出産した産院でも、生後1週間くらいまでは赤ちゃんの入浴(沐浴)はあえてしませんでした。肌を乾燥から守ってくれている天然のヴェールを洗い流すのがもったいないからでしょう。胎脂は洗い流してもしばらくは残っているようですが、そうは言っても生後1ヵ月を過ぎるとだんだん失われていくもの。その頃から少しずつ肌が乾燥してくる赤ちゃんが増えていくようです」と大貫さん。

生後1~2ヶ月は乳児湿疹や新生児ニキビといったトラブルが出てくる時期。よりいっそうケア意識を高めていく必要があると言います。
「“赤ちゃん肌”という言葉は美肌の代名詞のように使われますが、なにもしなくても美肌、というわけではありません。むしろ大人よりもカサつきやすい、肌トラブルが出やすい肌と心得て」

しっかり洗って、たっぷり潤す。赤ちゃん肌は基本ケアを徹底して

生後1~2ヶ月は、乾燥や湿疹など肌トラブルが出始める時期。デリケートな赤ちゃんの肌を健やかに保つには、どんなケアが必要なのでしょうか。

「乳児湿疹や新生児ニキビなど、さまざまなトラブルが出てくる時期ではありますが、きちんと汚れを落とし、うるおいを与えることが基本。まずはそこを徹底するところから始めましょう」(大貫さん)

基本のお手入れも、ひとつ間違えると思わぬ肌トラブルを引き起こす原因に。お湯の温度や洗い方などにも目を向けて。

「お湯の温度は38度~40度が理想。それ以上だと、赤ちゃんの肌からうるおいが奪われやすいので気をつけましょう。バスタブに長時間つかることもうるおいを奪うことにつながるのでほどほどに。さっとつかる程度で十分です。からだを洗う際は、たっぷり泡立てて、ふわふわの泡を肌にのせて優しく洗いましょう。くれぐれもこすらないように気をつけて。全身をくまなく洗ったら、ぬるま湯できちんと洗い流しましょう」(大貫さん)

入浴後はクリームなどでしっかり保湿。この時期の肌は乾燥しやすいので、朝の着替え時にも保湿してあげるとさらにGOOD!

「使うアイテムは低刺激処方や敏感肌用、赤ちゃん用、などと表示されているアイテムがおすすめ。保湿剤はうるおいを与えることに加え、ベールとなって肌を守ってくれるもの。だからこそ、量はケチらずたっぷり使ってあげることも大切です。また、生後1ヵ月を過ぎて外出できるようになったら紫外線にも気を付けて。赤ちゃんにも使える日やけ止めで、肌をきちんと守ってあげましょう」(大貫さん)

“うっかり”が肌トラブルを招く! 気をつけたいNG赤ちゃんケア

大人の肌の半分以下とも言われるほど薄い赤ちゃんの肌は、ちょっとの刺激が大きなトラブルにつながることも。毎日のことだからこそ、洗い忘れや塗り忘れに気をつけて。

「首のシワや足のつけ根、ひじやひざの裏などは見落としやすい場所。毎日のことだからこそ、洗うときも保湿するときも特に意識して。また、汗やよだれなどを拭いたら、そのたびに保湿を。“拭いたら塗る”を習慣にすると、モチモチとした赤ちゃんの肌をキープしやすくなります。クリームなどで保湿をするときに『保湿するね』『気持ちいいね』と笑顔で声をかけながら塗ってあげると、赤ちゃんも安心してイヤイヤせず受け入れてくれますよ」(大貫さん)

赤ちゃんと一緒に全身うるおいケア! 「トリクセラNT フルイドクリーム」

乾燥しやすくデリケートな赤ちゃんの肌。ケアは毎日のことだからこそ、使うアイテムにはこだわりたいですよね。アベンヌの「トリクセラNT フルイドクリーム」は、生後1ヶ月の赤ちゃんから大人まで、家族みんなで使える全身用保湿クリーム。これひとつで赤ちゃんの顔やボディからママの肌までケアできる、毎日バタバタなママに嬉しい便利なアイテムです。

①生後1ヶ月の赤ちゃんもママも一緒に使える

アベンヌ温泉水や保湿成分を配合した優しい使い心地。肌がデリケートな生後1ヶ月以上の赤ちゃんから大人まで、家族みんなで気持ちよく使えます。

②デリケートな肌を穏やかに整える「セレクチオーズ」※1配合

アベンヌ皮膚科学研究所開発成分「セレクチオーズ」※1を配合。敏感な肌の熱さをすーっと抑え、穏やかに整えます。

③肌のうるおいバリアを補って乾燥をブロック

肌内部から水分が蒸散していくのを防ぐ「細胞間脂質」。これを構成するセラミド、必須脂肪酸、コレステロールと同じような働きをもつ3つの植物性うるおいバリア成分を配合しました。角層のすみずみまでうるおいを与え、うるおいバリアを整え、乾燥や外部刺激から肌を守ります。

④48時間※2うるおいバリアをキープ

毎日使い続けることで、肌本来の水分保持力をサポート。乾燥に負けない肌へと導きます。

⑤乳液状のなめらかクリーム

かさつく肌にもスーッとなめらかにのびて素早くなじむ、優しいタッチの乳液状クリーム。時間をかけずに全身をさっと塗ることができるため、赤ちゃんの保湿ケアにもおすすめです。

「なめらかなミルク状ですーっと手早く広げやすいので、赤ちゃんのご機嫌を損ねないうちに、ぱぱっと全身に塗ることができてありがたいですね。塗り心地はとってもみずみずしいのに、肌になじんだあとは濃厚なクリームを塗ったかのよう。深いうるおいを感じる仕上がりは、毎日の習慣にすることで、カサつきにくい肌になっていくことを期待させてくれます。もちろん、赤ちゃんの顔もからだもこれひとつでケアできるのも便利。手のひらにクリームをとったら左右の手のひらに広げ、同時に両方の手を使って塗ると、手早く塗り終えることができるのでおすすめです。香りが強いと赤ちゃんの肌に使っても大丈夫なのか少し心配になることがありますが、こちらは無香料なので不安なく使えるのも嬉しいですね」(大貫さん)

大好きなママの温もりを感じるボディケアタイムは、赤ちゃんにとっても幸せなひととき。ひとつひとつのお手入れや使うアイテムにこだわれば、赤ちゃんの笑顔も増えて絆がもっともっと深まるはずですよ。

※1 ペンチルラムノシド(保湿成分)
※2 7日間連用による角層の48時間保湿持続データ取得済み

text/Naomi Sakai

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お風呂上がりのボディケアに
取材協力 大貫未記 All About「スキンケア」ガイド

美容ライター・気象予報士・健康気象アドバイザー。化粧品メーカーやドクターを取材するうち、女性の肌や体が天気の影響を受けていることを痛感して、2003年に気象予報士の資格を取得。天気や気象が女性の肌や体に与える影響など、天気の観点からも美容を語れる稀有な存在。