body-parts
ボディパーツケア

手のくすみは「老け感」のもと!? 美しい手もとのつくり方

美白したり、日やけ止めを塗ったりと、顔の肌は一生懸命お手入れするのに“手肌のケア”はうっかり忘れがち。手は手洗いや水仕事、紫外線と、酷使するわりに顔の肌ほどケアをしないことが多いため、自分で思っている以上に老いやすいもの。年齢感がまっ先に出やすいとも言われるパーツだからこそ、紫外線がどんどん気になりだすこれからの季節は、エイジングケアの一貫としてハンドケアも習慣にすることをおすすめします。

そこで今回は、日本が誇るトップネイリスト・黒崎えり子さんに、思い立った時にすぐできる、とっておきのハンドケアメソッドを伝授していただきました。週1回のスペシャルケアで、透明感とうるおいに満ちたくすみのない手肌をキープしましょう!

手肌がワントーン明るくなる! プロ直伝ハンドケアメソッド

(1)まずはスクラブで“くすみのモト”をオフ!
顔と同じように手肌も日やけや乾燥、血行不良などでくすみます。週に1度はスクラブでスペシャルケアをして、くすみのモトとなる古い角質を一掃しましょう。スクラブはハンド用のものがなければボディ用のものでもOK!

「指の節は角質が溜まりやすい場所。指をしっかり曲げてシワをのばして、みぞまでしっかりケアしましょう。不要な角質がなくなった分、クリームの保湿成分や美容成分の浸透がアップするので、この工程はとても重要です」(黒崎さん)

(2)手肌にまんべんなくハンドクリームを塗る
手肌の汚れをきれいに落とせたら、ハンドクリームをまんべんなく塗ります。この後マッサージをするので、指すべりの良い滑らかなテクスチャーのものが適しています。美容オイルをプラスしてもテクスチャーが滑らかになり、マッサージしやすくなります。

「クリームは手のひらで軽く温めると、なじみがさらにアップします。また、なじませる時はうるおいを押し込むようなイメージで、手を軽くもみながらしっかりと浸透させます」(黒崎さん)

(3)マッサージで血流促進。透明感が一気にUP!
親指と人差し指の真ん中を、もう片方の手を使ってツボ押しします。親指は手の甲側に、人差し指は手のひら側にセット。人差し指は軽く曲げて第二関節で少しぐりぐり押すようなイメージで行います。

「手のひらにはたくさんのツボがあるので、ハンドマッサージをするとリラックス効果が得られます。イタ気持ち良いくらいの力を意識しながらじっくり行って」(黒崎さん)

爪の根本と両サイドをプッシュ

(4)甘皮プッシュで健やかでしなやかな爪に
ツボ押しが終わったら、そのまま手を指先へスライド。甘皮周りの3つのツボを軽くプッシュし血流を促進します。③④の一連の流れを、その他の指でも同様に行います。

「甘皮は爪がつくられる場所なので、ここの血流を高めてあげることで、健康で丈夫な爪が育まれます」(黒崎さん)

(5)Finish! 透明感とうるおいに満ちたルミナスな手肌に
クリームでマッサージしているので、基本的にはこれでお手入れ完了。より保湿力を高めたい場合は、ハンドクリームにオイルをプラスしたり、就寝時にハンドグローブを使うのもおすすめです。

「ネイルや手肌は、誰よりも自分の目に触れるパーツ。お顔のケアをするようにお手入れを習慣にすることで、美しい手肌を目指したいものです」と黒崎さん。目につきやすい部分だからこそ、くすみのない明るい手肌をキープできれば、好印象にもつながりそう。すみずみまでキレイの行き届いた手もと美人を目指してくださいね。

Photo: Kayo Takashima

ピックアップアイテム
美しい手もとをつくるには、保湿を
取材協力 黒崎 えり子 ネイリスト

ネイルサロン「erikonail(エリコネイル)」主宰。「黒崎えり子ネイルビューティカレッジ」 学院長。サロンワーク、スクール学院長として後進ネイリストの育成に力を注ぎながら、雑誌、TV等のメディアを通じて幅広く活躍中。