女性ホルモンが決め手! うるおい艶ボディになる方法
湿度が低い冬場は、誰だって乾燥が気になるもの。しかし、年齢を重ねるほど、背中や足の乾燥の度合いがひどくなってきた……と感じたら、それは女性ホルモンの乱れからくる“大人の乾燥肌”かもしれません。単なるスキンケア不足ではない、大人の乾燥肌は、いったいどうやってケアするのが良いのでしょうか。マタニティケアリストで女性ホルモンに詳しい、ボディケア ガイドの藤原亜季さんに伺いました。
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女性特有のうるおいを保つチカラは年々減少! ストレスや気候も大きな乾燥要因に
「女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、自然保湿因子であるコラーゲンなどの生成を促し、お肌のハリや弾力を美しく保つ働きがあります。エストロゲンが優位の時期、たとえば月経後から排卵までの間や妊娠中にお肌がうるおって調子が良いと言われるのは、このエストロゲンの働きによるもの。ところが、年齢とともに卵巣機能が低下すると、エストロゲンの分泌量も減少。それに伴って、乾燥やたるみといった肌のエイジングサインが現れやすくなるのです」(藤原さん)
また、エストロゲンの分泌を促す視床下部は自律神経の中枢でもあるため、ストレスや過度のダイエット、気候の変化などの影響を受けやすいそう。ストレスフルな生活や、冬場のエアコンによる乾燥にもご用心!
うるおいの決め手は、女性ホルモンのバランス。血流アップで乾燥知らずのうる艶ボディへ
ホルモンバランスやストレスが大きく関わっているという大人の乾燥肌は、どうやってケアをすると良いのでしょうか?
「毎日のケアで女性ホルモンの減少による乾燥肌を改善するためには、食事や睡眠、運動などの生活習慣を見直し、卵巣機能を正常に保つことが大切です。メンタル面の影響もうけやすいので、日々のストレスケアも忘れずに」と藤原さん。ストレスケアと乾燥ケアを習慣にするなら、ボディクリームを塗りながらのツボ押しマッサージがおすすめなのだそう。
「肌に栄養を運ぶのも、エストロゲンを分泌する卵巣に栄養を送るのも血液。ツボ押しで血流を良くしておけば、女性ホルモンのバランスが整いやすくなります」(藤原さん)
女性ホルモンのバランスを整えてうるおいスイッチをON! かんたんツボ押しマッサージ
●三陰交(さんいんこう)・・・内くるぶしのもっとも高いところから指4本分上がった骨のすぐ後ろ側。親指で脚の骨に沿って押し込むように強めに押す。
●血海(けっかい)・・・ひざのお皿の内側の上ふちから指3本あがったところ。両手の親指を重ねて、ひざに向かって押す。
「この2つのツボは、東洋医学では子宮につながっていると考えられています。女性ホルモンのバランスを整えて、冷えやコリなども和らげるなど、婦人科系のトラブル全般によく効きます」と藤原さん。
ツボ押しマッサージのお供は、アベンヌの高保湿クリームを
カサカサの状態でツボ押しマッサージを行うのは、肌への負担が気になるもの。肌を刺激や乾燥から守るためにも、まずは「トリクセラNT フルイドクリーム」をたっぷり塗ってスタンバイを。濃密なうるおいで肌をしっとり柔らかに整えてくれるので、女性ホルモンの乱れからくる一筋縄ではいかない乾燥肌のケアにもぴったりです。
(1)細胞間脂質を補って、乾燥をブロック!
肌内部の水分蒸散を防ぐ「細胞間脂質」と同じような働きをもつ、植物由来の3つの成分を配合。うるおいバリアを整えて、乾燥から肌をしっかりと守ります。
(2)肌を健やかに整えるアベンヌ温泉水&セレクチオーズ配合
肌を健やかに整える決め手は、アベンヌ温泉水とセレクチオーズ(保護成分)。乾燥によりバリアが低下した肌を守り、穏やかに導きます。
(3)カサつく肌にもすーっとなじむ快適な使い心地
カサつく肌にもすーっとなじむ滑らかなテクスチャー。みずみずしいのにベタつかない快適な使い心地です。
藤原さん
「テクスチャーがとても軽くて指すべりが良いのでツボ押しマッサージに◎。つけた時はさらっとしているのですが、時間がたっても保湿力が持続する感じもとても良いですね」
乾燥が気になったら、ボディクリームを塗るだけでなく、ツボをプッシュしてうるおいのスイッチをONにする習慣を。女性ホルモンのバランスが健やかに整って、肌も心もうるおいで満たされるはずですよ。
illustration: Mana Manali