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ボディパーツケア

ダイエットの前に再チェック! 正しい下着選びですっきりボディになる方法

すっかり暖かくなって、春のおしゃれを本格的に楽しむ季節が到来!ただ、暖かくなって薄着になるとボディラインが気になる……そんな声もちらほら。もちろん、健康的にダイエットするのが一番ではありますが、その前に知っておきたいのが下着による段差。とくに後ろ姿なのです。

ショック! 見た目年齢も上げてしまう、背中の“はみ出しおニク”

「ブラジャーのバックベルトが背中に食い込んで、ワキから背中あたりにおニクがはみ出している」「お尻から太ももにかけてのパンティラインがくっきり!」「小尻&ヒップアップを狙ってガードルをはいたのに、ウエストにおニクがのって、まるでカップケーキ」……。「いやいや、それはないでしょ!」と思う方が多いかもしれませんが、これらは後ろ姿に現れがちな残念な姿。

外出する際、鏡の前で服、メーク、ヘアとチェックしているかもしれませんが、後ろ姿まではなかなか目が行き届かず、こんな下着でできた段差を見落としている場合が多々あるのです。そんな背中やお腹まわりのはみ出しおニクは、太って見えるだけでなく、老けて見えてしまうため、十分注意したいもの。では、防ぐためには、何に注意すれは良いのでしょうか? 人気下着メーカー「トリンプ」の吉田智佳子さんに伺いました。

客観的な目で正しいサイズを判断してもらいましょう

先に述べたはみ出しおニク、下着による段差の元凶は、体に合っていない小さなサイズの下着を選んでいること。まずは、そこから正すのが正解。自分の思い込みでサイズを決めつけてしまっている方も少なくないため、お店の販売員さんに測ってもらい、客観的なプロの目で正しいサイズを選んでもらうのがベストです。

「正しいサイズをつけることで、はみ出しおニクのほとんどは改善されます。バストが豊かな方も、小さなブラで抑えようと考えるのは逆効果。ジャストサイズのブラで包み込むほうが、着やせしてスッキリ見えます。最近は“窮屈なのは嫌だから”と、ブラカップ付きキャミソールばかりを着けているという方も多いですが、自分に合ったサイズなら窮屈さを感じることも少ないため、ぜひ測ってみましょう。」

大人仕様の下着を正しく着けて、はみ出しおニクを撃退

サイズの次に意識したいのが、着け方。まず、女性は年齢を重ねていくとどうしても肉質が柔らかくなります。これも段差ができやすい大きな原因。最近はその対策として、ブラジャーの背部が食い込まないようにゴムを使わない仕様にしたり、脇を高くしたりなどの工夫がされているブラが数多く登場しているのだとか。ショーツもしっかりヒップを包み込み、後ろがレースになっているものや切りっぱなしになっているものを選ぶと段差ができにくくなります。ウエストまわりのおニクが気になるならハイウエストタイプガードルを選ぶというのも手なのだそう。

「こんな大人仕様の下着は、ただ着けるのではなく、着けたあとにワキからおニクを寄せてカップにおさめる、ヒップから太ももにかけてのおニクを引き上げるようにしてちゃんとショーツやガードルの中におさめるなど、ちょっとした着け方の意識づけを習慣化することが、はみ出しおニク撃退への近道。そう、ほんの少しの気遣いできれいは近づくのです。」

下着で痩せることはできませんが、下着でボディラインを整えてすっきり見せることはできます。正しいサイズの下着を正しく着けてスタイルアップすれば、春のおしゃれがさらに楽しくなりそうですね。

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ボディケアはパーツケアもお忘れなく!
取材協力 吉田智佳子 トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社 アドバイザートレーニング課

短大卒業後に入社し、8年間、ファッションアドバイザーとして店頭でフィッティング・接客を担当。その後、トレーナーとしてファッションアドバイザーの教育・育成に携わり、売場の最前線を支える。現在は教育システムの構築を中心におこなっている。