今がお手入れの始め時!「くるぶしケア」でサンダル美人を目指そう
5月は気候が穏やかで素足が気持ち良い季節ですが、いざサンダルをはき、パンツのすそをロールアップしてみてハッと気づくのが「くるぶしの黒ずみ」……。思いがけない素足のトラブルに愕然とした人もきっと少なくないはずです。
冬の間、くるぶしはタイツやブーツで隠れているため、血行不良や乾燥でガサガサになりやすく、どんよりと黒ずみやすい肌環境に置かれています。また、地面に近い場所なので自分の視界には入りにくいかもしれませんが、電車の座席に座っている時や階段を上っている時など、むしろ人の目につきやすいパーツでもあるので油断は禁物です。
くるぶしの黒ずみをキレイにするには、ある程度時間が必要なため、今がお手入れの始め時。夏のファッションを思いきり楽しむためにも、正しいケアでピカピカのくるぶしを手に入れましょう。
目次
黒ずみの原因は、乾燥・摩擦・紫外線!
くるぶしが黒ずむ原因は、ひとつではありません。黒ずみの原因をきちんと知って、思い当たるものがあったら積極的にケアを始めて。
● 皮脂腺が極端に少ない
皮膚は乾燥するとターンオーバーが正常に働かなくなるため、新しい皮膚が生み出されにくくなります。くるぶしは身体の中でも特に皮脂腺が少ないパーツなので、不要な角質が蓄積しやすく、硬くくすんだ状態になってしまうのです。
● 水分保持機能が低い
くるぶしの肌は、うるおいを抱える力が弱いため、皮膚に透明感がなく黒ずんで見えがちに。
● 摩擦刺激を受けやすい
タイツやブーツ、タイトなパンツといったファッションを好む人や、あぐらや正座、横座りなど床に座るクセがある人は、知らず知らずのうちにくるぶしを摩擦してしまっているはず。ケアをきちんとしないと黒ずみがどんどん濃くなりお手入れが大変に!
● 紫外線
くるぶしは日やけ止めを塗り忘れやすい部分。通常、紫外線を浴びてもターンオーバーで肌が再生されますが、先述のとおりくるぶしの肌は新陳代謝が行われにくいため色素沈着を起こしやすいので注意が必要です。
ゴシゴシ洗いはNG! 撫で洗い&徹底保湿&マッサージでピカピカのくるぶしへ
まずは硬くなった角質を落とすこと。とは言え、黒ずみを早くキレイにしたくて、ついナイロンタオルや軽石でゴシゴシこすってしまいがちですが、じつはこれも摩擦刺激となって逆効果。絹などの柔らかいタオルや手を使って、たっぷりの泡で優しく撫で洗いを。
くるぶしの角質を落としたあとは、しっかり保湿を。化粧水でしっかりうるおし、最後に保湿力の高いクリームでフタをしてうるおいをしっかり閉じ込めてあげましょう。お風呂上がりの、水分を含んだ柔らかい肌に塗るとより効果的です。
品格や女性らしさは、細かいパーツにまで磨きをかけてこそ生まれるもの。大人の女性のたしなみとして、くるぶしケアもぜひルーティンなお手入れに組み込んでみてくださいね。
illustration: Mana Nishida