母から娘へ伝えたい……トラブル知らずの肌の作り方
健やかで美しい肌を保つためのスキンケアの基本。それをもっとも近くで教えてくれるのが母親です。では、娘にどんなアドバイスをすれば、日常生活の中で自然にスキンケアを実践できるようになるのか?さらには、トラブル知らずの肌を作ることができるのか?ご自身も10歳と7歳の二人のお嬢さんの母である、ウェルネスビューティージャーナリストの久保直子さんにお聞きしました。
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大人も子供も“心地良い”と感じながらのケアが一番
肌を洗浄したり、オイルやクリームで保湿したりするのは、生まれたときから親が子供に行っていることではありますが、子供が自身でスキンケアを行うように勧めるのはいくつくらいが目安なのでしょうか?久保さんは「美容としてのスキンケアは12〜13歳からが適当では」と言います。久保さんは、お嬢さんに“美容”という意識がなくても、冬の乾燥する時期には、唇や頬にクリームやバームを塗ったり、自分で保湿できるように渡しているとのこと。12〜13歳という目安はあっても、肌の状態はそれぞれ異なるため、自然な流れにまかせるのが良さそうです。
また、初めて自身で使うスキンケア商品の選び方のポイントは、「肌に負担のないもの、肌の機能を邪魔しないようなものが第一」。子供の肌は大人に比べてまだまだバリア機能が未熟で敏感、でもターンオーバーのサイクルが早いので回復も早いということも念頭に置き、神経質になり過ぎないことも大切なようです。また、五感も大人と子供では異なるため、子供の気持ちに負担をかけないテクスチャー、好きな香りのものを選ぶこと。「大人も同じですが、心地良いと感じながらケアすることが一番」と久保さんがおっしゃるように、スキンケア=楽しいこと、と思わせることが美肌を保つ第一歩なのですね。
母と娘と一緒のスキンケアが無理なく日常化するポイント
スキンケアというと、大人はつい、洗顔→化粧水→美容液→クリームといったプロセスを考えがちですが、「“顔を洗う”という行為は、子供にとって意外に難しいステップ」と久保さん。嫌がる場合や、気がすすまない様子を見せたら、無理強いしないほうがいいとのこと。逆にローションやクリームをつけるという行為は初めてでも、母親と一緒にやることで“楽しい”と思う子供が多いため、一緒にスキンケアすることで無理なく日常化しやすいそうです。
子供のスキンケアのファーストステップは、大人と違い、機能性や美容効果を期待するより「今のその状態をなんとかする、という気付きを与えることが重要」なのだとか。それが、もっともわかりやすいのが“保湿”。なぜなら「乾燥してカサカサになり、放っておくと痛くなるから、そうならないために肌を守るものを与える」というシンプルな流れが自分の肌で実感し、理解できるから。それが理解できれば、トラブル知らずの肌作りにもつながります。
久保さんのお宅では、毎日の保湿ケア、バレエのレッスン後のオイルマッサージを習慣にし「保湿は乾燥しないため、オイルマッサージは筋肉をほぐして休ませるため」と理由をきちんと伝えて実践しているとのこと。このように、スキンケアを行う理由を説明し、自然で無理のないかたちでライフスタイルに取り入れていきましょう。
思春期の肌も大人肌も脂っぽさが気になる肌におすすめ
また、思春期の女の子をはじめ若い女性に多い悩みが、皮脂バランスのくずれによる肌のベタつきやそれに伴うトラブル。「肌の脂っぽさが気になったりトラブルが生じたりしたときは、物理的摩擦をかけないことと、シンプルなケアを心掛けましょう。過剰な皮脂をきちんと排除するため洗顔は必須ですが、洗い過ぎは必要な潤いも奪ってしまうので禁物。そして、保湿と同様に忘れてはならないのがUV対策。日光に当たり過ぎると悪化してしまうことも」(久保さん)。
そんな脂っぽさ、テカリ、毛穴が気になる敏感肌におすすめのスキンケアアイテムが、アベンヌの乳液「クリナンス エクスペール エマルジョン」。皮脂悩みにフォーカスして集中的にケアし、肌本来の保湿バランスを最適に整えます。
(1) アベンヌ温泉水配合により、肌を整えてなめらかさを維持
“アベンヌ ミネラルバランス”と“アベンヌ バイオコンプレックス”がうるおいバリア機能を整え、肌の土台づくりをサポート。肌の熱さをスーッと抑え、徐々に静かな状態に肌を整えます。
(2) 皮脂バランスをコントロールし、保湿もしっかり
皮脂のバランスをコントロールして皮脂悩みにしっかり働きかけながら、肌本来の保湿バランスを最適にキープ。メーク崩れを防ぎます。
(3) 肌にやさしく、きめを整える
パパイヤ由来酵素コンプレックス「X-プレシン」配合で、つるつるとしたつやのある肌に。
(4) 心地よいテクスチャーで、部分使いも全体使いもOK
さらりとベタつかない心地良いテクスチャー。全体使いだけでなく、特に気になる部分のみに塗布するポイントケアにもおすすめ。
久保さんも「肌が脂っぽかったりトラブルが起きたりしたときのスキンケアに必要な抗炎症作用と保湿力を兼ね備え、なおかつ肌に刺激が少ないから安心。さっぱりしているのにしっとり馴染んで、肌を守ってくれるのを実感」と、その使い心地がお気に入りだそう。
肌の状態に限らず「母親がリラックスして楽しそうにスキンケアすることが一番のお手本。子供はよく見ているので、母親が気持ちよさそうにお手入れしていれば、きっと真似したがるはず」と久保さん。子供がいてもいなくても、ハッピーな気分でスキンケアを楽しめるように心掛けたいですね。
Text:Yoshie Kawahara