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UVケア

“落とす、うるおす、守る”をマスターして美肌磨き!正しいUVケアで素肌美人に

春本番! 温かい日差しに誘われて、外出する機会も増えてきます。そのときに気をつけたいのが「紫外線」。肌老化の主な原因は、実は「紫外線によるもの」だということは有名な話。春から夏にかけて紫外線量が増えるこの時期、しっかり学んでケアの仕方を学びましょう。

紫外線は私たちの体にどのような影響をもたらすの?

紫外線=悪モノというわけではないんです。紫外線を浴びると、歯や骨を丈夫にするビタミンDが体内でつくられます。健康な体づくりには欠かせない要素なのです。ただし、ビタミンDの合成は日常生活で浴びている紫外線量で問題ないとのこと。過剰に反応することはありません。

心配なのは、肌に与える影響です。何十年と紫外線を浴び続ければ、シミ、しわ、たるみといったエイジングサインの働きを加速させ、出現してきます。透明感のある美肌を目指すなら、エイジングサインのスイッチを入れさせない“未然ケア”が大切なのです。

じわじわと皮膚の奥へ入り込む「UV-A」に要注意!

太陽光から放たれる波長は、長い順で赤外線、可視光線、紫外線の3つに分類されます。そのうち、生物に影響を与えるといわれているのが、紫外線です。紫外線には、UV-C、UV-B、UV-Aの3つの波長がありますが、UV-Cはとても短い波長なため、オゾン層を通過せず地表には届きません。となると、地表に届く紫外線は、UV-B、UV-Aの2つになります。

一般的にいわれる「日やけ」は、紫外線の波長が短いUV-B。「1日で真っ赤に焼けちゃった」というのは、強い波長で細胞にダメージを与えるUV-Bの影響が多いといわれています。

一方で、最近注目されているのが、UV-A。UV-Bの強く短い波長に比べそれほど強い波長ではありませんが、皮膚の奥にまでじわじわと入り込むため、油断大敵!「海や山へ行ってないのに日やけしているような気がする」「シミが濃くなっている」などは、UV-Aの影響によるものといわれています。

紫外線量が多い時期は、春ってホント?

紫外線量は、UV-B、UV-Aの種類と季節によって異なります。UV-Bは5月くらいから徐々に増えはじめ、7月から8月に紫外線量のピークを迎えます。
UV-Aは4〜5月から夏が終わるまで紫外線の量が多くなりますが、変動率が低く、冬でもケアは必要です。ちなみに、曇りや雨でも紫外線は関係なく降り注ぎますし、UV-Aにおいては屋内にいても注意が必要。紫外線ケアは1年を通して行うことが肝要です。

美肌の近道、スキンケアの基本は「落とす、うるおす、守る」の3つ。ひとつは、メークや肌に付着する汚れをしっかり“落とす”こと。次に肌に水分を送り込み、“うるおい”力を高めること。肌そのものの基礎力を上げていきます。最後は、肌に悪影響をもたらす紫外線や刺激物をブロックすること。余計なモノを肌に入れさせない、“防御”も欠かせません。

肌へのやさしさにこだわったUVケア

最近では、海や山でのレジャーを楽しむとき、または日常の生活を送るときなど、生活のシーンや目的に合わせた日やけ止めが豊富に揃っています。さらに、肌へのやさしさにもこだわって、「スキンケア効果を兼ね備えた日やけ止め」へと進化しています。
また最近ではケミカル・ノンケミカルなども出てきましたね。肌の状態や用途によって選ぶのが良いでしょう。SPF、PA値も高く、しかも敏感肌でも負担をかけず、肌トラブルからも守ってくれるUVケア。賢く使って、紫外線から肌を守っていきましょう。

参考資料)
・日本皮膚科学会「皮膚科Q&A」
・「いちばんわかる スキンケアの教科書」—健康な肌のための新常識−
高瀬聡子・細川モモ著(講談社)

ピックアップアイテム
暖かくなってきたらUVケアの始め時