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フランス便り

おしゃれのヒントは街にある! Parisのファッションスナップ vol.1

“極寒のパリ”も過ぎ、あとは春の訪れを待つばかり。といってもParisの2月は気温0度になることもあり、コートは手放せません。今回はコートにフォーカスしたスナップをピックアップ! 少しだけ春の気配をあしらったパリジェンヌのファッションを紹介します。

男女問わず、黒をベースにしたシンプルシックなファッションが好きなパリの人たちですが、そこにピンク、赤、緑などのビビッドカラーをアクセントとして組み合わせているのがポイント。レオパード柄のコート☓ピンクのビッグストールというコーデはインパクト大!

黒を基調にしたコーデの中にビビッドなグリーンの帽子を足しただけで、おしゃれ度UP。パリジェンヌの帽子コーデは今すぐにも真似したいですね。寒い中でも春の気配をあしらったコーディネートになっています。

レオパード柄はここ最近、流行の兆し。でも、着こなしを間違えるととたんに老けた印象に見られがちです。コート以外のアイテムは上下とも黒でシンプルにまとめると、コートの華やかさが引き立ちます。コートの長さや帽子のボリュームも◎。

ステッチの効いたウエストマークや衿を立てて見せる仕立ての良い黒のコート☓ブーツの組み合わせは、清潔感のある大人コーデ。ポイントは、差し色となるバッグ。普通なら黒を選ぶところ、パリジェンヌはあえてブルーグレーをチョイス。この絶妙な色合わせは参考にしたいかも。

ベーシックなアイテムをセンス良く見せているのは“白”の効かせ方が上手だから。ホワイトシャツとスニーカーの白が一見地味になりがちなコーデにメリハリをつけています。毛先に向かって軽さを出したグラデーションカラーのヘアも似合っています。

最後はボリュームのあるダウンコートを赤のニット帽と切りっぱなしのジーンズと合わせてカジュアルに着こなしています。隣の男性のファッションにも注目! シンプルな装いは日本人男性でも似合うコーディネート。春の装いのヒントにもなるので参考にしてみて。

ピックアップアイテム
おしゃれの基本は素肌力を高めること
取材協力 YOLLIKO SAITO 写真家

日本大学芸術学部写真学科卒業。広告制作会社勤務後フリーになる。現在、パリを基点としてヨーロッパ、アフリカなどで活躍。日本の女性誌、書籍、広告の他にアート作品の写真展をパリ、ベルリン、銀座で定期的に開催。ビオ、自然食、自然治療にも関心が強く、自他ともに認める「健康マニア」。自宅で栽培しているオーガニックハーブを使った料理をもてなしたり、ナチュラル・オーガニックコスメなどの美容情報にも精通。