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季節と肌

結婚式シーズン到来! 写真映りバッチリの「およばれメーク」をマスター

6月は結婚式におよばれする機会が増えるもの。日本人は欧米人に比べてパーティー慣れしていない分、結婚式のインヴィテーションが届くと、「特別な日だから…」と異様な“おしゃれ欲”が芽生えてしまいがち。

でも、結婚式で撮った写真をよくよく見てみると、麗しい花嫁の横に映っているのは、張り切りすぎてイタい残念な私…。「こんなはずじゃなかった!」と後悔した経験、きっと一度や二度はあるのでは?

特に失敗しやすいのはメーク。着慣れないドレスに合わせてついメークを盛りすぎてケバくなったり、老けて見えたり。結婚式での写真は後々まで残るものだからこそ、写真映えを意識したメークで挑むべきなのです!

「もう二度と失敗したくない!」そんな人のために、写真映えバッチリのこなれたパーティーメークを人気ヘアメーキャップアーティストpaku☆chanさんが徹底指南。すでにおよばれされている人、過去の失敗を挽回したい人、必見です!

全パーツを強調するのはNG! 普段メークに“ちょい足し”がGOOD!

「パーティーメークを洗練させるか残念にするか。その差は“軽さ”と“バランス”で決まります」と力説するpaku☆chanさん。普段つけないつけまつ毛をつけたり、濃厚なグラデーションアイ、ラメびっしりのアイシャドウなど、盛りに盛るこの“頑張った感”こそがケバさや顔を浮いてみせるもと!

「すべてにちゃんと軽さを残してあげるようにするほうが、かえって自然で洗練されて見えるんです。とは言え、ドレスに合わせるのですから、ふだん通りではもちろん×。いつものメークに“ちょい足し”するのが、上品に華やかに見せるコツです」

ブラックライナーでキワを埋めてナチュラルに目ヂカラUP

「がっつりアイメークはケバさや古さを感じさせてしまういちばんの原因。まつ毛のキワとキワをアイライナーできちんと埋めるだけで、十分写真映えするぱっちりアイになれます。普段ブラウンのアイライナーをしている人は、この時だけはブラックにチェンジ。そのほうがより目元の印象がくっきりしてみえますよ」(paku☆chanさん)

また、友人の花嫁姿や両親への手紙など、うるうるしてしまうシーンが多いもの。黒い涙で周囲をギョッとさせてしまわないよう、アイライナーはウォータープルーフを選んで。

練り&パウダーのWチークで華やか印象キープ!

「チークは華やかさとこなれ感を演出する重要なアイテム。宴もたけなわになった頃にはハゲていた・・・なんてことのないよう、モチを良くしておきましょう。ポイントは、練りとパウダーのWづかい。まずは練りチークをベースに仕込んで、その上から同系色のパウダーチークをふわっとON。これだけでお式が終わるまで華やかさをキープできますよ」(paku☆chanさん)

真っピンクや赤のおフェロチークはもちろんNG。コーラルピンクやコーラルオレンジ、淡い青みピンクなどナチュラルな色を選び、ニコッと笑った時に頬がぷくっと高くなる部分にふんわりとのせましょう。

“落ちない口紅”で飲んでも食べても可愛い唇に

「人前で飲んだり食べたりするシーンでは、どうしても口紅の色落ちが気になるもの。とは言え、何度もお直しに席を立つのは心象が良くないので、あらかじめラスティング力の高いリップアイテムを選ぶことが大切です」(paku☆chanさん)

コーラルオレンジや青み系ピンクは、肌なじみが良く華やかな色味でGOOD! 人気の赤リップは、おしゃれだけれどこういうシーンでは控えるのがベター。

ドレスアップした時こそ、トータルバランスが大事。肩の力の抜けた上品かつ華やかなおよばれメークで、いつでもスタンバイOKな私を目指しましょう!

photo: Kaori Sasaka

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取材協力 paku☆chan(Three Peace) ヘアメーキャップアーティスト

神奈川県出身。5年間のヘアメークアシスタントを務めたのち独立。女性誌、美容雑誌の他、アーティストや女優、タレントのヘアメークも手掛け、活動の場は多岐にわたる。
<公式サイト> http://threepeace.info/
<公式ブログ> http://ameblo.jp/pakuchan-blog/