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簡単エクササイズ

下半身デブからおさらばしたい! 簡単股関節ストレッチ

どうしても痩せることができなかった下半身はもちろん、肌もキレイになれるという簡単エクササイズがあるといいます。それは、股関節ストレッチ! 「下半身が太ってしまう理由はズバリ!“股関節を正しく動かしていないから”です」と話すのはヨガインストラクターの土屋江里子さん。今回は、疲れや足のむくみの解消、サイズダウンだってかなえてしまう、お家でできる簡単ストレッチ法をお教えします。

下半身デブの原因は、脚の付け根の股関節にアリ!

「毎日からだを動かしているのになかなか痩せない」「年齢を重ねると下半身にお肉がつくようになった」など、下半身デブの悩みはつきませんよね。ヨガインストラクターの土屋先生は「本当は腸腰筋やお尻の筋肉をしっかり使うことで痩せることも可能なのですが、股関節が硬い人はうまく筋肉を使うことができず、下半身の巡りが悪くなっているんですよ」。つまり、下半身デブの原因は、脚の付け根の股関節にアリ!なのです。

股関節が硬くなる理由としてはデスクワークや立ち仕事などで、長時間脚を動かしていないことが挙げられます。股関節のストレッチをすることで太もも、お尻といった大きな筋肉が使えるようになり、下半身の血流やリンパの流れがよくなります。これによって脚のむくみも解消され、スッキリした下半身になります。スリムなボディも夢じゃない! 簡単股関節ストレッチ法をお教えします。

股関節のリンパ節を刺激して、肌荒れ対策も!

下半身で大切なリンバ節は股関節にある、鼠径(そけい)リンパ節です。股関節を中心にからだ全体のめぐりを良くするストレッチをおこないましょう。バッタコナアーサナは内臓の血流を良くするため、肌荒れに効果があるといわれています。

<バッタコナアーサナ>

股関節をなでるようにして、鼠径リンパ節をマッサージします。

足裏を合わせて座り、つま先をつかんで両ひざを広げます。

息を吸って背すじを伸ばし、吐きながら前屈してください。そのままの姿勢で5〜10回腹式呼吸をしてください。終わったら、息を吸いながら元の姿勢に戻ります。

たったコレだけでOK、簡単股関節ストレッチ

「今日はどうしても疲れてやりたくない」というときでも、“これだけやれば大丈夫!”という簡単ストレッチを紹介します。ビパリータカラニはリラックスしながら下半身のむくみをとるポーズです。

<ビパリータカラニ>

なるべく壁の近くに横向きに座りながら、お尻が壁から離れないようにゆっくりと足を壁に向けて上げましょう。手は肩の高さに広げてください。体の力を抜いてゆっくりと呼吸をします。5分ほどこのままのポーズで。

そのまま壁に沿って両足を開き、またさらに5分ほどこの姿勢をキープしてください。重力に任せて優しく股関節を開脚すると、下半身に溜まった血液の巡りも良くしてくれます。

余裕があるときは上半身を逆転し、うつ伏せの状態でおこない、重力で下垂しがちな内臓の位置を元に戻してあげましょう!

<サルバンガアーサナのポーズ(簡易版)>

足裏を壁につけて腰から背中までを浮かせて肩で体を支えてみましょう。手は腰のあたりをサポートするような感じで。この姿勢で5回呼吸。内臓を重力から解放させていきます。

股関節を意識したストレッチをおこなうだけで、下半身のリンパの巡りがスムーズになります。股関節ストレッチは、朝の目覚め、夜のリラックスタイムなどにおこなうと効果的。夏の間に下半身デブから卒業しましょう!

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取材協力 土屋 江里子 ヨガインストラクター・セリーンヨガスタジオ表参道主宰

科学的根拠に基づいた医療としてのヨガに興味を持ち、ヨーガ療法を学習、自身の運営するスタジオでヨーガ療法の指導もおこなう。海外経験を生かし外国人向けのヨガクラスや、英語でヨガの指導ができるバイリンガルヨガインストラクターの養成にも力を注ぐ。sakura yogaバイリンガルヨガ講師育成講師として指導中。全米ヨガアライアンス200時間RYT200修了。日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士。Luna works マタニティーヨガ・シニアヨガ指導者養成修了。トラウマアプローチヨガ指導者養成修了
https://serene-yoga.international/
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