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季節と肌

○○を少し見直すだけで、ポジティブになれる方法とは

新しい環境へ移るための別れの季節でもある春。仕事やプライベートでお世話になった人たちと離れ、新しい環境に身をおくことになる人も多いことでしょう。慣れ親しんだ場所や人との別れは心細く、不安でもありますが、ワクワクした気持ちで新しい季節を迎えたいものです。そこで、毎日の生活の中で“ポジティブになれる”方法をいくつかご紹介します。

「丁寧に暮らすこと」を見直してみませんか

映画にもなった「かもめ食堂」(群ようこ著/幻冬舎文庫)。ヘルシンキにあるレストランを舞台に繰り広げられるヒューマンストーリー。北欧インテリアブームのきっかけにもなった1本。

あっという間に1日が過ぎてしまい、“これじゃいけない”と反省する日々。忙しいことは悪いことではないけれど、時間に追われているといろいろなことを取りこぼしてしまうことも。「毎日を丁寧に暮らす」実はコレ、ストレス回避のひとつでもあるのです。
新しい環境は慣れないことが多く疲れやすいものです。疲れから気持ちに余裕が持てなくなると、つまらないミスが増え、些細なことですぐイライラ……。まずは毎日の生活を見直して、リラックスできる環境づくりを始めてみませんか。

丁寧に暮らすというのは、“特別な何か”をするのはありません。どちらかといえば、“普段と変わらない”生活。ただし、毎日の暮らしにしっかりと向き合うことが大切です。このようなタイトルの本や映画など数多く紹介されていますが、奇をてらったものではなく、どこにでもあるようなコトばかり。
群ようこさんが書き下ろした小説を映画化した「かもめ食堂」は、フィンランドのヘルシンキにある日本食レストランで起こる日常を描いたストーリー。主人公を取りまく個性豊かな人たちとの何気ない毎日の生活は、ちょっぴりおかしくもせつなくもあります。あなたのまわりにもこんな関心・感動できるコトは起きているはず。“小さなハッピー”を探してみませんか。

バスタイムを充実させて、心身ともにリラックス

季節は春といってもまだまだ寒い日が続くシーズンだから、お風呂で体の芯から温まって。

忙しさと緊張の連続で心も体もヘトヘト。それではポジティブな気分になれません。せめて1日の疲れはその日のうちにリセットを! ここでは有効的なバスタイムを紹介します。まずは、心身ともにリラックスできるお風呂の入り方から。

効果的といわれているのが、ぬるめのお湯につかった半身浴。実は、ぬるめのお湯は脳内の副交感神経を刺激するため、心身ともにプラスの効果が働くことが実証されています。副交感神経とは体を緊張からときほぐし、リラックスさせる神経で、副交感神経が高いと睡眠の質も高くなり「ぐっすりと眠れる」ように。一般的にいわれる適正温度は、体温よりも少し高い38〜40℃くらいといわれています。
また、心臓の負担がかからない半身浴も効果的な入浴方法。血行促進のほかにも、代謝が高まるので肌にとってもいいことずくめ。シャワーですませている人は、この機会にバスタブ派に変えてみては?

今は、アロマの香りのするものからとろみのあるテクスチャー、発汗作用やデトックス効果のある入浴剤までバスグッズが豊富。その日の気分や好みに合わせて使ってみるのもいいですね。

気分転換にもなる香りの演出

毎日の暮らしに香りをプラスしただけで、豊かになるから不思議。玄関にアロマキャンドルを置くのもオススメです。

ポジティブな気持ちを常に持ち続けるには、リラックスした状態をキープすることが大事。先に述べた、バスタイムで副交感神経を高める方法のほかにも、香りでポジティブになれる方法を伝授。まずは香りがもたらすパワーをおさらいしましょう。

人間の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)の中で、脳にダイレクトに届く機能が嗅覚です。香りは大脳の中核にある大脳辺縁系へ届き、記憶や感情に影響を与えるといいます。街中ですれ違った人の香りから、昔、好きだったボーイフレンドを思い出した、なんてことありませんか? これも香りがもたらす効果のひとつなのです。香りは感情を司る有効的なツール。自分にとって心地よい香りを見つけておくといいかもしれません。

アロマオイルや香水のほかにも、キャンドルやルームフレグランスなどで部屋を演出してみて。たとえば、癒やされたいときにはリラックス効果の高いローズマリーやラベンダーなどのハーブ系の香りを。気分を変えたいときやシャキッとしたいときには、オレンジやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘系の香りなど、TPOやニーズに合わせて使いわければ、かなりの上級者。

香りは心のバランスを整えてくれる、目に見えない“お守り”のようなもの。香りのある生活で毎日をポジティブに。今日から始められる簡単ケア。是非、お試しを。